道・道教委が渡島で地域の教育支援活動推進研　子のためにできることを　講話や事例報告・実技など

（道・道教委 2015-11-10付）

地域の教育支援活動推進研修会

　【函館発】道教委および道は十月下旬、渡島合同庁舎で第二回地域の教育支援活動推進研修会を開催した。教育支援活動をしている人など全道から五十七人が参加。研修や情報交流などを通して、地域の教育力の向上を目指した＝写真＝。

　専門的な演習や講義により、地域の教育支援活動を推進している人材の資質向上や他市町村との情報交流を通して、活動の充実を目指すことがねらい。

　はじめに、渡島総合振興局の竹澤祐幸保健環境部環境福祉課長があいさつ。本道の学校・家庭・地域の連携にかかわる動きとして、「放課後の子どもの居場所づくり」「学校と地域の連携」の二点にふれ、「研修会を通して、地域の教育力向上に向けた今後の方向性について理解を深め、成果を地域での取組に生かしてほしい」と話した。

　つぎに、渡島教育局教育支援課社会教育指導班の吉田昌幸主査が「北海道の子どもの現状と課題」と題して講話したあと、管内で教育支援活動を実践している二人に、事例報告のインタビューを行った。

　研修では五つの研修のうち、参加者が各自で二つの研修を選択して受講した。

　このうち、「子どもの体力向上につながる活動プログラム」では、冬季の屋内活動を中心とした体力向上のプログラムについて研修。体幹を鍛えるストレッチや、新聞紙を丸めてキャッチボールをするなどの実技を交えて行った。参加者は、「ちょっとした工夫や、身近なものを使ってできる運動を学ぶことができて良かった」などと汗を流した。

　このあと、「地域の大人として、子どもたちのためにできること」として意見や情報を交換した。

(道・道教委 2015-11-10付)