【平成２８年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道特別支援教育研究協議会　池上修次会長

（関係団体 2016-01-08付）

　平成二十八年の新春を迎え、謹んで年頭のごあさいつを申し上げます。また、本協議会の諸活動に対しまして、皆様には、日ごろよりご理解とご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。

　さて、本協議会は、昭和五十四年の養護学校義務化の年に発足し、今年で三十八年を迎える道内の知的障がい教育特別支援学校の教員を対象とした任意の研究団体です。これまで、障がいのある子どもたちの教育をめぐり、「特殊教育」から「特別支援教育」へと大きく転換が図られてきた中で、「子ども一人ひとりのニーズに応じた教育」を充実していくということは、特殊教育の時代から何ら変わることのない「不易」なことであり、本協議会では、この基本的な考えを大切にして、これまで、各学校の研究や多くの会員の実践によって、道内の知的障がい教育に大きな成果を上げてきました。

　今年度より研究主題（第十七次）を「地域社会で自分らしく生きる児童生徒を育てるために～未来につながる魅力ある教育の実践～」として、二年計画でスタートしました。昨年七月に道内四地区で研究大会を実施し、各地区の特色や会員のニーズに応じて部会協議や講演会等を企画し、合わせて六百名を超える参加がありました。

　私たちは、障がいのある子どもたちが、学校卒業後に主体的で豊かな地域生活ができるよう「生きる力」を育成することをこれからも続けてまいります。今後とも皆様のご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

▼新年の事業計画

▽第３８回北海道特別支援教育研究協議会全道研究大会　

・期日＝7月28日(木)～29日(金)

・会場＝札幌市立豊明高等養護学校

▽総会

・期日＝7月29日(金)

・会場＝札幌市立豊明高等養護学校

▽第38号「研究紀要」

・発行＝平成29年3月

▼事務局＝札幌市立豊明高等養護学校（事務局長―西川浩司教頭）

(関係団体 2016-01-08付)