中学校国語Ａ・理科で全国平均上回る　全国学力・学習状況等調査結果を公表―洞爺湖町教委

（市町村 2016-02-25付）

　【室蘭発】洞爺湖町教委は、二十七年度全国学力・学習状況調査の結果を公表した。平均正答率をみると、中学校では、国語Ａと理科で全国・全道平均を上回る結果となった。質問紙調査では、小・中学校ともに、家で学校の授業の復習をしていると回答した生徒の割合が全国・全道を上回っていることが明らかになった。

　本年度の全国学力・学習状況調査には、小学校三校（四九人）、中学校三校（五五人）が参加した。

　各教科の結果をみると、小学校は、国語Ａが五一・二（全国七〇・〇、全道六八・一）、国語Ｂが四二・四（全国六五・四、全道六三）、算数Ａが五七・七（全国七五・二、全道七二・三）、算数Ｂが二八・一（全国四五、全道四二・五）、理科が四四・三（全国六〇・八、全道五九・三）。全教科で全国平均を下回ったものの、国語Ａでは「話すこと・聞くこと」で全道との差が縮まった。

　中学校は、国語Ａが七九・六（全国七五・八、全道七五・八）、国語Ｂが六四・八（全国六五・八、全道六五・七）、数学Ａが六〇・八（全国六四・四、全道六三）、数学Ｂが三六・七（全国四一・六、全道三九・七）、理科が五四・九（全国五三、全道五三・三）。国語Ａと理科で全国平均を上回ったほか、数学Ａ・Ｂの「資料の活用」では全国平均を上回った。

　質問紙調査をみると、小・中学校いずれも、「家で学校の授業の復習をしている」と回答した生徒の割合が全国・全道を上回っていることが明らかになった。

　今回の結果を受け、町教委では、学力向上対策として、教職員の資質向上のための先進校視察研修などを実施することとしている。

(市町村 2016-02-25付)