道議会文教委（２８年３月２３日）　道独自に教科書発行関係者に要請　申請本閲覧問題で山本教育部長答弁

（道議会 2016-03-25付）

　山本広海教育部長は、道議会文教委員会（二十三日）で、教科書検定申請本の閲覧問題に対する道独自の取組として、教科書採択時期に合わせ、教科書発行関係者に対する要請を行うことを明らかにした。

　丸岩浩二委員（自民党・道民会議）が、国の対応とは別に、道独自の対応を求めたのに対し、山本教育部長は「このたびの事案が全国で複数明らかになった段階で、道内に支社や出張所を置いている義務教育諸学校用教科書の発行者を個別に直接訪問して、法令に則り教科書採択の公正確保を図るよう、強く申し入れを行った」と説明。

　その上で、「今後は、文部科学省が示す対応策の周知徹底に加え、このたびの調査結果を踏まえ、道独自に、教科書採択の事務が始まる時期に、教科書発行者に対し、公正かつ適正に実施されるよう申し入れる取組を行うほか、速やかに道内の教科書発行関係者を集めて、あらためて教科書採択における公正性、透明性に疑念を抱かせる行為を再び行うことがないよう強く要請していく」と答弁した。

(道議会 2016-03-25付)