札幌市教委２８年度サッポロサタデースクール　山鼻南小など２４校で推進　地域と学校支え合う仕組みを

（市町村 2016-03-30付）

　札幌市教委は、サッポロサタデースクール事業の二十八年度実施予定校を決定した。三月中旬に開かれた第三回社会教育委員会議で明らかになったもの。山鼻南小や稲穂中など二十四校が地域と学校が支え合う仕組みづくりに向けた取組を進めていく。

　同事業は地域の多様な経験や技能をもつ人材・企業等の社会資源を活用したプログラムを、土曜日などに学校施設等で実施するもの。子どもたちにとってより豊かで有意義な土曜日を実現するとともに、地域の教育力向上を図り、学校と地域の連携の仕組みを整えることを目指している。

　対象は実施校の児童生徒で、プログラムの内容に応じて保護者や就学前の子どもも参加できる。土曜日等（日曜日・祝日・長期休業を含む）に実施校の学校施設で活動を行うこととしているが、学校や地域の実情等に応じて社会教育施設や商店街等での実施も可能となっている。

　事業実施校は、①学ぶ楽しさや学ぶ意義を感じ、学習意欲の向上や学習習慣の形成が図られるようなプログラムを行う学習支援タイプ②地域の歴史・伝統文化の体験活動や在外経験者・外国人による異文化理解に関するプログラム等を行う地域人材活用タイプ③企業や商店街等の人材を講師に招き、学校の学びと実社会のつながりを伝えるキャリア教育等を行う企業連携タイプ④スポーツ選手や地域のクラブ活動指導者による専門的なスポーツ指導や各種講座等を行う体育振興タイプ―の四つのタイプから学校や地域の実情に合わせて活動に取り組む。

　二十八年度実施予定校はつぎのとおり。

▼小学校＝山鼻南小（新規）、鴻城小、伏古小、東札幌小（新規）、青葉小（新規）、もみじの丘小、厚別西小、みどり小（新規）、福住小、平岸高台小、平岡小、真栄小（新規）、定山渓小（新規）、琴似中央小（新規）、発寒小、手稲東小、発寒西小、西野第二小（新規）、西園小

▼中学校＝宮の森中、栄中（新規）、真栄中（新規）、手稲西中、稲穂中（新規）

(市町村 2016-03-30付)