札幌市小中学生節電レポート　２２０万ｋｇのＣＯ２削減　夏季・冬季休業中のエコ活動集計

（市町村 2016-04-06付）

　札幌市環境局は、二十七年度の「小中学生向け節電レポート（エコライフレポート）」の結果をまとめた。小中学生が夏季・冬季休業中に家庭内で行ったエコ活動を集計。冬季休業中には、「歯みがきのとき、水を出しっぱなしにしない」「暖房の温度を二〇度に設定する」ことなどに取り組み、夏冬合わせて約二百二十万㌔㌘の二酸化炭素を削減したことを報告した。

　十九年度から取り組んでいるエコライフレポートは、家庭内で身近にできるエコ行動を記載したチェック表を子どもたちに活用してもらい、エコ行動を意識した実践を行うよう働きかける取組となっている。

　提出されたレポートを同局で集計し、児童生徒に取組の成果として学校ごとに認定証を発行している。

　夏季休業中には小中学生合わせて十二万六千六百六十三人が、冬季休業中には十二万六千二百十七人が取り組んだ。

　夏では小学校低学年で「歯みがきのとき、水を出しっぱなしにしない」「ごはんを残さず食べる」など、小学校高学年は「ごみはきちんと分けて出す」、中学生は「洗顔や歯みがきのとき、水を流したままにしない」ことなどに取り組んだ。

　また、冬は、「歯みがきのとき、水を出しっぱなしにしない」「ごみはきちんと分けて出す」ことのほか、「暖房の温度を二〇度に設定する」「家族みんなで一つの部屋に集まって過ごす」ことなどに取り組んだ。

　結果として、夏は一ヵ月で九十九万三百十七㌔㌘、冬は一ヵ月で百二十二万二千六百六十五㌔㌘の二酸化炭素を削減した。

(市町村 2016-04-06付)