道高校教頭・副校長会道南支部が総会等　課題解決へ連携強化を　道教育大・橋本教授招き講演

（関係団体 2016-05-19付）

役員改選を行い、中島支部長を再任した

　【函館発】道高校教頭・副校長会道南支部は四月下旬、渡島合同庁舎で二十八年度総会・第一回研究協議会を開催した＝写真＝。渡島・桧山管内の公・私立高教頭三十三人が出席。二十七年度の活動を振り返るとともに、二十八年度の事業計画や予算案を審議した。役員改選では、支部長に函館中部高校の中島淳夫教頭を再任した。研究協議会では、講師に道教育大学函館校の橋本忠和教授を招き、アクティブ・ラーニングに関する講演会を行い、研鑚を積んだ。

　はじめに、研究協議会を開催した。中島支部長があいさつに立ち、学校職員評価制度の変更などに伴い、これまでと異なる取組が求められていることを強調。道南における教育力向上に向け、「教頭間のネットワークを一層充実し、問題解決に取り組んでいくことが重要」と、連携強化を呼びかけた。　

　続いて、道高校長協会道南支部の中島悟支部長が来賓あいさつ。教頭の資質向上とミドルリーダーの育成を課題解決に向けた鍵に位置付け、さらなる研鑚を期待した。また、公職選挙法の改正による選挙権年齢引き下げにもふれ、生徒たちへの適切な指導・対応に向けて協力を要請した。

　道教育大学函館校の橋本教授が「アクティブ・ラーニングで学習活動を見つめ直す」と題して講話した。「〝何のために学習をしているのか〟という学習の必要性を児童生徒に気づかせる必要がある」と説明。講義形式の授業から脱却するだけではなく、コミュニケーションを充実させ、得た知識を積極的にアウトプットできるような授業展開を求めた。

　研究協議会後、総会を開催。二十七年度事業報告、決算報告、監査報告に続いて、二十八年度事業計画、予算、研究協議の担当割り当てについて協議。九月に函館中部高校で第二回研究協議会を開催することや、二十九年一月に渡島ブロック、桧山ブロックそれぞれで研究協議会を開くことを決めた。

　役員改選では、支部長に中島教頭を再任、副支部長には江差高校の米田憲哉教頭、函館大学付属柏稜高校の山本仁志教頭を新任。

　本年度の役員体制はつぎのとおり(すべて教頭)。＝敬称略＝

▽支部長＝中島淳夫(函館中部)

▽副支部長＝米田憲哉(江差・新)、高橋一幸(函館西)、斉藤穣(函館工業)、佐藤健(市立函館)、山本仁志(函館大付属柏稜・新)

▽監事＝佐藤雅人(函館商業)、秋本英樹(函館大谷・新)

▽事務局長＝宮本幸紀(函館中部定時制)

▽事務局次長＝汐川裕彦(函館工業定時制・新)　

(関係団体 2016-05-19付)