道特協が定期総会・研修会開催 11月に経営研旭川大会 正確な情報の提供に努め(関係団体 2016-06-01付)
28年度活動方針・事業計画を決めた
道特別支援学級設置学校長協会(=道特協、髙村誠会長)は五月二十日、札幌サンプラザで二十八年度定期総会・研修会を開催した。総会=写真=では、十一月に旭川で第四十一回経営研究会旭川大会を開催することなどを盛り込んだ二十八年度活動方針・重点を決定。役員改選では、髙村会長を再任した。
冒頭、あいさつに立った髙村会長は、創立四十周年の節目の年となった昨年度を振り返り、「第四十回記念経営研修会釧路大会を多数の会員の皆さんの参加を得て、成功裏に開催することができ、また、創立四十周年記念誌『40年の歩み』を発行することができた」と述べ、会員の協力に謝意を示した。
「本年度も特別支援教育に関しては大きな変革の流れの中にある」と指摘し、道特協として本年度、「全国特別支援学級設置学校長協会、文部科学省、国立特別支援教育総合研究所、道教委、道特別支援教育センターなど、特別支援教育関係機関と連携を強め、特別支援教育の動向について、正確な情報の提供に努めていきたい」との考えを示した。
また、経営研修会の充実に向け、「より多くの会員に参加してもらえるよう、研修内容・方法の充実を図るよう努めていきたい」と述べた。
続いて、道教委の西村泉教育指導監が来賓あいさつ。本道の特別支援教育の推進にかかわって、二点について話を展開。一点目は特別支援学級における指導や支援の充実。小・中学校の特別支援学級における指導について、「一人ひとりが将来の目標をもち、自分に合った学科選択ができるよう、学ぶ意欲や自己有用感を高める指導の充実に、より一層努めていくことが大切」と呼びかけた。
二点目として、通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒への指導や支援の充実を挙げた。本年度、各地域の教育と保健・福祉との連携による一貫した支援の充実に資するための「発達障がい支援成果普及事業」に取り組んでいることを説明。各管内で実施する「特別支援教育充実セミナー」において、「これまでの取組の成果を普及するとともに、教育と保健福祉担当部局との連携による『取組事例集』を取りまとめていく」ことを明らかにした。
研修に移り、道立特別支援教育センターの木村浩紀所長が「特別支援教育の動向と直面する課題」をテーマに講演。また、道教委特別支援教育課の伊藤友紀主幹が、特別支援学級における指導や支援の充実に向けた同課所管事業について説明した。=講演概要は後日掲載=
議事に移り、二十七年度の会務報告、事務局・各部活動報告、会計決算・監査報告を承認したあと、二十八年度の活動方針、事務局・各部活動計画、会計予算について審議し、いずれも原案どおり決定した。
活動方針には、特別支援教育を明確に学校経営方針に位置付け、リーダーシップを発揮しながら、特別支援教育を充実させていくことを掲げた。
具体的には、「一人一人の教育的ニーズに応え、豊かに生きる力をはぐくむ特別支援教育の推進と充実」を研究主題に、十一月一、二日の二日間、旭川市内で第四十一回経営研究会旭川大会を開催する。八月二十六日に道立特別支援教育センターで研修会を札幌市特別支援学級設置学校長協会(=札特協)と合同開催することも決めた。
役員改選では、髙村会長を再任した。
二十八年度の役員はつぎのとおり。=敬称略=
▽会長=髙村誠(札幌市美しが丘緑小)
▽副会長=森雅彦(札幌市琴似小)、吉田幸司(札幌市栄中・新)、池田哲也(札幌市平岸高台小・新)小杉芳博(小樽市花園小・新)、岡澤好弘(旭川市忠和小)、片桐由博(函館市鍛神小・新)、菅原寿昭(苫小牧市若草小・新)、山内雅恵(釧路市昭和小・新)
▽監事=山岸徹(札幌市厚別中・新)、白川純(江別市江別第二小・新)
▽理事長=三谷和(札幌市西岡北小)
▽副理事長=栗原靖(札幌市北園小)
(関係団体 2016-06-01付)
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