北専各連が２８年度通常総会開く　８月に創立７０周年式典　役員改選―吉田理事長を再任

（関係団体 2016-06-02付）

１１月をめどに７０周年記念誌も発刊する

　公益社団法人道私立専修学校各種学校連合会（＝北専各連）は五月二十四日、京王プラザホテルで二十八年度通常総会を開催した＝写真＝。ことし創立七十周年を迎えることから、八月三十日に札幌市内で記念式典・祝賀会を開催することが実行委員会から報告された。十一月ころをめどに記念誌を発刊する。役員改選では、吉田松雄理事長を再任した。

　開会あいさつに立った吉田理事長は、職業実践専門課程の認定状況について、「本道は五一・五％と、全国の二九・五％をはるかに上回っており、取得を機に実務の向上が相当図られた。産業界との連携を密にした課程なので、今後、少なくても七割程度は移行するのでないか」との見通しを示した。

　実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の創設について、「行方をしっかりと精査しながら、一校でも多く専門職業大学に到達できるよう、全力を挙げて取り組んでいきたい」との考えを示した。

　道の辻泰弘副知事が登壇し、高橋はるみ知事のあいさつを代読。「今後とも、本道の教育において、大きな役割を果たしている私立学校の健全な学校経営に向けた支援などを通じ、皆さんとともに、本道の未来を担う人づくりに取り組んでいく」と述べた。

　続いて、永年勤続教職員表彰を行い、五十四人を代表して林晴一氏（青山建築デザイン・医療事務専門学校）に吉田理事長から表彰状が贈られた。

　議事に移り、二十七年度の事業について、専門学校進学相談会を全道十四ヵ所で実施し、延べ一千七十四人の生徒が参加したことや、高校におけるキャリア教育・職業教育を推進するとともに、進路指導の一助として昨年九月から道内四地域の高校で実施した「校内キャリア教育プログラム」（職業説明、模擬授業、進学相談会）に延べ百四十八校が参加し、高校十四校、延べ一千六百五十三人の生徒が受講したことなどが報告された。また、二十七年度の収支決算・会計監査報告を承認した。

　ことし創立七十周年を迎えることから、専修学校各種学校の発展の礎を築いた関係者を招き、新たな時代を拓くきっかけとすべく、八月三十日に札幌市内で記念式典・祝賀会を開催することが実行委員会から報告された。十一月ころをめどに記念誌を発刊する。

　また、事務局から七月二十五～二十九日まで、および八月一日に開催される道私立専修学校各種学校教員能力認定研修会について説明。本年度から新たに、認定委員会から認定状、道知事から研修修了証明書が発行されることになったことなどを伝え、積極的な参加を呼びかけた。

　役員改選では、吉田理事長を再任した。

　二十八～二十九年度期の役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽理事長＝吉田松雄（吉田学園情報ビジネス専門学校理事長）

▽副理事長＝布川耕吉（道美容専門学校理事長）、栗原寛隆（北見情報ビジネス専門学校理事長）、谷内眞佐子（道文化服装専門学校長・新）

▽常任理事＝前鼻英蔵（札幌医学技術福祉歯科専門学校理事長）、篠原建成（大原医療福祉専門学校長・新）、浅井洋子（道ドレスメーカー学院長・新）、倉田惠（経専道観光専門学校理事長・新）

▽理事＝伊藤新一（札幌ビューティーアート専門学校長）、齋木修二（専門学校北日本自動車大学校長）、奥ひろみ（函館歯科衛生士専門学校長・新）、澤田真奈美（北斗文化学園インターナショナル調理技術専門学校長・新）、山田清典（専門学校釧路ケアカレッジ校長）、肥田敏一（旭川調理師専門学校長・新）、北上俊幸（道東ヘアメイク専門学校長・新）、山口伸矢（道中央調理技術専門学校長・新）

▽監事＝西村俊二（しらかば綜合会計事務所代表社員）、藤田寛（札幌ＹＭＣＡ英語・コミュニケーション専門学校副校長・新）

(関係団体 2016-06-02付)