釧路へき複教育研究連盟が定期総会　全道大会成功へ準備　９月に８校でプレ大会開催

（関係団体 2016-06-03付）

事業計画を確認した

　【釧路発】釧路へき地複式教育研究連盟（＝釧へき連、松村賢一委員長）は五月二十七日、釧路教育研究センターで二十八年度定期総会を開催した＝写真＝。各市町村の評議員や常任委員など十六人が参加。来年度の全道大会に向けたプレ大会を九月に管内八校で開催するなどの事業計画を確認した。

　はじめに、松村委員長があいさつに立ち、「この三月をもって三校の小規模校が閉校するなど、毎年のように続く学校の統廃合により、釧へき連の加盟校が大きく減少している」と現状を説明するとともに、九月二十三日に第六十六回全道へき地複式教育研究大会釧路プレ大会、来年九月に本大会を開催することを報告し、「この二年間の活動は、全道へき研開催に向けた取組となる」と参加者に協力を呼びかけた。

　続いて、来賓として登壇した釧路教育局の青野努次長は「来年度の本大会に向け、本年度のプレ大会を組織一丸となって取り組んでほしい」と激励。管内町村教委連教育長部会の富澤泰部会長は「へき地複式教育については、管内に優れた実践が残されている。全道に発信してほしい」と期待を込めた。

　議事に入り、本年度の活動方針や事業計画、会計予算等を審議。研究主題「主体的・創造的に学び、豊かな心でたくましくふるさとを切り拓く子供の育成～へき地・複式教育の特性を生かし、児童生徒一人一人に未来に〝生きる力〟をはぐくむ学校・学級経営と学習指導の充実をめざして」のもと、本年度の釧路プレ大会に臨むこととし、会場校を釧路町立昆布森小学校、厚岸町立太田小学校、浜中町立散布小中学校、標茶町立沼幌小学校、標茶町立塘路小中学校、弟子屈町立奥春別小学校、鶴居村立下幌呂小学校、白糠町立茶路小中学校の八校とすることを確認した。

　役員改選では、松村委員長を再任した。

　二十八年度の役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽委員長＝松村賢一（標茶町立中茶安別小中校長）

▽副委員長＝岡嶋治（浜中町立浜中小校長）、今井直史（釧路町立知方学小校長・新）

▽監査＝野口育子（標茶町立磯分内小校長・新）、上坂寛（鶴居村立幌呂小校長・新）

▽事務局長＝小原正寿（弟子屈町立奥春別小校長・新）

▽会計部長＝鈴木穣（厚岸町立高知小中教頭・新）

▽研究部長＝佐藤健二（釧路町立昆布森小校長・新）

(関係団体 2016-06-03付)