北私幼が２８年度定時総会開く　研修参加へ環境づくりを　新会長に川畠氏（旭川あゆみ）選出

（関係団体 2016-06-03付）

あいさつする川畠新会長

　公益社団法人道私立幼稚園協会（＝北私幼）は五月二十六日、札幌ガーデンパレスで二十八年度定時総会を開催した＝写真＝。二十七年度事業報告、収支決算・監査報告について審議、承認した。任期満了に伴う役員改選では、新会長に川畠学園旭川あゆみ幼稚園の川畠教孝理事長を選出した。川畠新会長は「先生方が研修に参加しやすい環境づくりや、新制度にかかる情報の早期提供に努めていきたい」と抱負を述べた。

　澤田豊会長が開会あいさつ。「活発な意見をいただきたい」と述べ、円滑な総会運営を求めた。

　来賓あいさつに立った道の辻泰弘副知事は「道内の私立幼稚園における新制度への移行率は全国平均を上回っている状況にあり、今後においても、移行予定または検討中としている幼稚園が多く存在している」と述べ、私学助成を選択した幼稚園を合わせ、必要な支援を行っていく考えを示した。

　さらに、「未来を担う子どもたちを育むに当たって、生涯にわたる人間形成の基礎が培われる幼児期教育の重要性は、時代や環境が変わろうとも色あせることはない。その最前線を担う皆さんには、本道の幼児教育のけん引役として、豊かで質の高い教育の実現に向けて今後とも積極的に取り組んでいただきたい」と期待を寄せた。

　また、道私立幼稚園ＰＴＡ連合会の白井晴彦副会長は、本道の私立幼稚園の教育・保育環境の充実に向け、ＰＴＡ活動への協力を要請した。

　議事では、二十七年度の事業について、第五十八回教育研究大会に百二十二園から四百三十二人、教育研究ブロック大会では、道央ブロックに四百二十七人、道東ブロックに五百四十二人、道北ブロックに五百三十九人、道南ブロックに四百五十二人、札幌ブロックに一千六百五十人がそれぞれ参加したこと、免許状更新講習は一千三百八十一人が受講したことなどが報告された。また、二十七年度の収支決算・監査報告について審議し、承認した。

　役員改選では、新会長に旭川あゆみ幼の川畠理事長を選出。澤田前会長は顧問に就任した。川畠新会長は「先生方が研修に参加しやすい環境づくりや、新制度にかかる情報の早期提供に努めていきたい」などと抱負を述べた。

　総会に先立ち行われた設置者・園長研修会では、文部科学省初等中等教育局幼児教育課専門官の大野雅史氏が「私立幼稚園を取り巻く現状と今後の課題」と題し、講演した。

　二十八～二十九年度の役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝川畠教孝（旭川あゆみ・新）

▽副会長＝近藤宏（認定こども園花川わかば）、佐藤三幹（帯広第二ひまわり・新）、前田元照（認定こども園・新制度対応委員長。百合が原）

▽理事＝藪淳一（教育研究委員長。大通）、丸谷雄輔（札幌ゆたか）、中村みどり（広報委員長。札幌白樺）、太田真理（白石・新）、草薙惠眞（広島・新）、林勝信（長橋）、山川章順（由仁）、木村一雄（函館ひかり）、玉利達人（認定こども園高丘・新）、小倉克彦（とうやこ・新）、浅利健自（認定こども園もも花・新）、小山英明（みどり）、橋本弘（稚内富岡）、青木賢亮（慈恵ひまわり・新）、須藤美紀子（芦別みどり）、大林晃（経営研究委員長。網走）、小林牧生（北見）、種市徹（総務委員長。愛国フレンド）、山辺文彰（望洋）

▽監事＝石原康之（真駒内・新）、芝木捷子（なかのしま）

▽専務理事・事務局長＝相川敦（新）

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２７年度事業報告などについて審議、承認した

(関係団体 2016-06-03付)