札幌市ＰＴＡ協議会が定期総会　新会長に大森氏（豊平区Ｐ連）　事業計画―市Ｐ協セミナーなど

（関係団体 2016-06-01付）

あいさつする大森会長（写真中央）

　札幌市ＰＴＡ協議会は五月二十四日、ロイトン札幌で二十八年度定期総会を開催した。研修研究活動として市Ｐ協セミナー等を実施するなど二十八年度事業計画を決定。役員改選では、新会長に豊平区ＰＴＡ連合会の大森義行氏を選任した＝写真＝。

　冒頭、川端美樹会長があいさつ。前年度に札幌市で行われた全国大会が成功裏に終わったことに感謝を述べるとともに、「活動の中で出てきた課題を踏まえ、今後も前向きに取り組んでいきたい」と話した。

　来賓あいさつでは、札幌市教委の大友裕之教育次長が登壇したほか、札幌市中学校長会の大塚伸一会長のあいさつを土佐林仁事務局長が代読。大友教育次長は「全国大会の成功は今後の札幌市ＰＴＡ協議会をはじめとした札幌市のＰＴＡ活動の礎となる」と話した。

　大塚会長は、インターネットの普及など子どもたちの取り巻く環境が変化している中で、「家庭・学校・地域・行政が連携し、子どもたちを健やかに育てていくことを確認したい」としたほか、「札幌市中学校長会として、家庭や地域、関係機関・団体と連携を図り、信頼される学校づくりを推進していきたい」と抱負を示した。

　議事では、二十七年度会務や一般会計決算報告等を行ったほか、二十八年度運営方針等について審議。活動目標を「社会の未来を担う子どもたちの幸せを願い、安全・安心で豊かな学校生活を送れるようＰＴＡ会員の協力および資質向上を目指す」と掲げた。

　また、活動の重点として、「教育環境に関する調査研究を実施し、関係機関・諸団体への要望活動を行い、その成果についても検証していく」「社会教育団体の一翼を担うものとして、社会教育環境の効果的な充実を図るために、ほかの教育諸団体との相互理解・連携をさらに深めていく」など六点を示した。

　事業計画では、研修研究活動として市Ｐ協セミナー等を実施するほか、広報紙「ＰＴＡさっぽろ」の発行、ＰＴＡ活動を啓発するために優良ＰＴＡ・功労者の推薦・表彰を行うことを確認した。

　役員改選も実施し、大森氏を新会長に選任した。新旧役員あいさつで大森会長は「これから一歩ずつ活動を進めていきたい」と意気込みを述べた。

　本年度の役員はつぎのとおり＝すべて新任、敬称略＝。

▽会長＝大森義行（豊平区Ｐ連、月寒小）

▽副会長＝桑原由美子（東区Ｐ連、元町小）、大本学（北区Ｐ連、光陽中）、森清次（白石区Ｐ連、白石中）、本望由佳（厚別区Ｐ連、もみじ台中）、渡辺聡（小学校長会、伏見小）、三國德治（中学校長会、幌東中）、加藤貴子（幼稚園・こども園長会、認定こども園にじいろ）

(関係団体 2016-06-01付)