札幌市手稲東小が川遊び体験　生物観察し自然楽しむ　サタデースクールに６５人参加

（学校 2016-09-01付）

近隣の琴似発寒川で活動

　札幌市立手稲東小学校（松井光一校長）は八月十九日、サタデースクール事業の一環として「川遊び時習館」を実施した＝写真＝。一～六年生六十五人が参加。同校近隣の琴似発寒川で水生生物を観察するなどし、自然を楽しんだ。

　同校は、二十五年度から長期休業期間中の児童の学びの場、地域・保護者のつながりの場として、前身の校名を用いた「時習館活動」を実施。プリント等を用いた学習やミニバレー大会、冬には雪遊びの体験など様々な活動を行っている。

　二十七年度からは市教委のサタデースクール事業を実施。今回は、外部人材を活用するなど同事業の中に時習館活動を位置付けて取組を行った。

　十六～十八日までは希望者を募り、夏休み時習館を実施した。三日間で延べ二百二十人が参加。児童は教員のほか、保護者等のボランティアからアドバイスをもらいながら、夏休みの課題や持参したドリル、配布したプリントなどに取り組んでいた。

　十九日は川遊びを実施。ＮＰＯ法人あそベンチャースクール代表理事の田中住幸氏が講師を務めたほか、ＰＴＡや北星学園大学の大学生、同校教諭らがサポートに当たった。

　田中氏から活動の内容や活動可能な範囲について説明を受けたあと、児童はライフジャケットなど身支度を調えたほか、上級生と下級生がペアを組み、安全を確認しながら活動を実施。網を使って、ヤマメやウグイ、ドジョウ、ヤゴなど水生生物を観察した。

　児童は、「学校の近くでこんなに生き物がいるとは思わなかった」と感想を述べていた。

　同校では、「自然にふれる機会が少ない中で、子どもたちに自然体験を積ませることができて良かった」と話している。

(学校 2016-09-01付)