道都大と石狩翔陽高が連携協定締結　専門性高い教育展開へ　出張授業や公開講座受講など

（学校 2016-09-09付）

山本学長（右）と川崎校長が協定書に調印

　道都大学（山本一彦学長）と石狩翔陽高校（川崎義明校長）は六日、同大学で高大連携協定調印式を執り行った。山本学長と川崎校長が協定書に調印。両校がもつ特色を生かし、専門性の高い教育活動の展開を誓い合った＝写真＝。

　道都大では、「社会福祉」「美術」「経営」における専門性の高い学びを取り入れている。一方、総合学科を設置する石狩翔陽高は、約百三十の選択科目の中から生徒自身で教育課程の編成ができる特色をもつ。

　今回、大学側が、高校生に対してより専門的・発展的な知識を身に付けさせるとともに、学習意欲や進路実現への意識高揚を図るため、大学がもつ専門性の高い学びの場を提供しようと同校に呼びかけ、連携協定締結が実現した。

　同大が高大連携協定を締結するのは、同校が六校目。

　調印式の当日、川崎校長が同大を訪れ、山本学長と協定書を交わした。

　協定内容をみると、①大学教員による高校への出張授業②大学の授業科目への特別科目等履修生の受け入れ③大学の各種公開講座への受講生の受け入れ④教育・研究についての情報交換及び交流⑤その他、双方が協議し同意した事項―の五点を盛り込んだ。

　このほか、部活動を通した生徒と学生との交流、高校側が大学図書館などの教育的資源を利用することができることを確認した。

　山本学長は「互いに勉学を通じて、学生の成長に資するような交流をしていきたい」と述べた。

　川崎校長は「相互の信頼関係を築き上げながら、連携・交流を深めていきたい」とした上で、「生徒たちにとって、様々な経験ができる場となれば」と期待した。

(学校 2016-09-09付)