３定道議会一般質問（２８年９月２３日）　政治参加の重要性、一層の指導充実を　１８歳選挙権で教育長

（道議会 2016-09-27付）

　三定道議会一般質問（二十三日）では、十八歳選挙権にかかわって、政治的教養を育む教育について議論が行われた。

　柴田達夫教育長は「選挙権年齢が十八歳に引き下げられたことを踏まえ、道立高校では、公民科等において、政治や選挙に関する学習を行ってきたが、ことし七月に実施された参議院選挙において、新たに選挙権を有した本道の十代の投票率は四三・三八％であり、全国と比較すると、約三ポイント低く、また、北海道全体の投票率との比較でも、約一三ポイント低いという結果であった」ことを踏まえ、「生徒が政治参加の重要性や選挙の意義について理解を深めるとともに、有権者として自らの判断で権利を行使することができるよう、一層指導の充実を図る必要がある」との考えを示した。

　その上で、「指導主事の学校訪問などを通じて、これまで学校が取り組む中で課題と感じていることなどについて情報収集するほか、地域や関係機関等と連携するなどして、生徒の政治参加の意識を高める効果的な取組事例を取りまとめ、各学校に提供する」とともに、「より多くの学校で模擬選挙などの実践的な学習が実施できるよう、選挙管理委員会等と一層連携するなどして、政治的教養を育む教育の充実に取り組んでいく」と述べた。

　浅野貴博議員（北海道結志会）の質問に答えた。

(道議会 2016-09-27付)