３定札幌市議会代表質問　研修充実やＡＬＴ増員を　英語教育推進へ方針示す

（市町村 2016-09-30付）

　札幌市議会第三回定例会代表質問が二十八日、本会議場で開かれた。阿部ひであき議員（自民党）と山口かずさ議員（民進党・市民連合）が登壇し、「英語教育」「専科指導」等について質疑。長岡豊彦教育長が答弁した。

　長岡教育長は、市内小学校で英語を用いて話す・聞く力を高めるために、授業の工夫改善を図っていることから、今後も英語教育の充実に向け、「教員の英語指導力を高める研修の充実のほか、ＡＬＴを増員する」と方針を示した。阿部議員の質問に対する答弁。

　市立札幌開成中等教育学校では、グローバル化に対応した能力の育成を重視する国際バカロレアを活用した課題探究的な学習を実施。同校の学習成果の共有について、「公開授業など研修の場において他校の教員へ広めるとともに、他の市立高校の生徒との学び合いや交流の機会を設ける」と話した。阿部議員の質問に対する答弁。

　札幌市では、一部の小学校で学級担任とは別の教員が特定の教科で授業を行うなど専科指導の在り方について研究を実施。長岡教育長は、学習内容の理解が深まることや、教員の指導方法等の工夫改善に生かせるなどその取組の効果を挙げるとともに、「二十九年度からすべての小学校で学校の実態に応じながら実施したい」と方針を述べた。山口議員の質問に対する答弁。

(市町村 2016-09-30付)