道高校長協会が後期研開く 学校の基本に〝信頼〟を 適切なリーダーシップ発揮
(関係団体 2017-01-12付)

高校長協会後期研
開会式のあと、講演や実践発表、研究報告が行われた

 道高校長協会(大鐘秀峰会長)は十日、ホテルライフォート札幌で二十八年度後期研究協議会を開いた。開会式であいさつに立った大鐘会長は「〝信頼〟こそ個人の可能性を広げるとともに、学校の機能を十分に発揮し、使命を果たす基本となる。学校資本の根本として、〝信頼〟を位置付けたい」「困難な課題に協働で取り組むところに希望が生まれる。校長協会が適切にリーダーシップを発揮していきたい」と述べた。

 後期研には二百五十一人が参加した。

 開会式では、大鐘会長があいさつ。国や道の教育をめぐる動向を展望し、「本道の高校教育の在り方の新たなデザインを目指しながら、自校の課題を一層明確にしていく時期が到来しているという認識を強くもたなければならない。校長協会の立ち位置を確認しながら、理念レベルと実践レベルの両方について、共有できる目標を掲げ、その解決に向けたビジョンが強く求められる」と述べた。

 また、「教育改革への対応は、生徒一人ひとりが変化の激しい社会を生きるために必要な〝生きる力〟を身に付け、社会的・職業的に自立した知・徳・体のバランスのとれた育成を目指すことを基本とした〝信頼される学校づくり〟という不易の土台の上に成り立つもの」と指摘。

 「〝信頼〟こそ個人の可能性を広げるとともに、社会や集団の組織力を高める社会関係資本であることから、学校の機能を十分に発揮し、使命を果たす基本となる。あらためて学校資本の根本として、〝信頼〟を位置付けたい」との考えを示した。

 さらに、「困難な課題に協働で取り組むところに希望が生まれる。教員間は言うに及ばず、学校間、学校と地域など、自校に閉塞していた価値観を越境させることが新たな学校や教員の可能性を生み出す。その先導となるべく校長間のメンバーシップを基盤とする校長協会が適切にリーダーシップを発揮していきたい」と決意を新たにした。

 道教委の中村隆信委員が来賓祝辞。「国の教育改革の動向を注視するとともに、道教委が行う様々な施策や各種事業の成果などを生かして、それぞれの学校経営改善に努めていただきたい」と呼びかけた。

 開会式後、日本マイクロソフト㈱業務執行役員・パブリックセクター統括本部文教本部長、工学博士の小野田哲也氏が「これからの社会と求められる能力」と題して講演した。

 午後からの研究協議では、桧山北高校の佐竹卓校長が「総合学科の理念を具体化する学校経営を目指して」、旭川東高校の山根治彦校長が「地道であるが確かな学校経営で一歩でも前へ~私の学校経営クロニクル」と題し、それぞれ実践発表。

 また、教育課程委員会の間義浩委員が「新しい時代に必要となる資質・能力を確実に育む教育課程の研究~課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学習について」、管理運営委員会の小幡圭二委員が「高校教育の質の確保・向上を目指す学校経営の在り方~学校力の向上を図る人事評価を推進するために」、生徒指導委員会の山本明敏委員が「豊かな心を育む教育の推進~ネットトラブル・いじめの根絶に向けた生徒指導」、学校安全小委員会の菅原和良委員が「高校における生活安全の望ましい在り方~社会の変化による新たな課題への効果的な対応」をテーマに、それぞれ研究報告を行った。

(関係団体 2017-01-12付)

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