帯広市２９年度予算案　児童保育センターを増築　学校施設長寿命化計画策定も

（市町村 2017-02-20付）

　【帯広発】帯広市は十七日、新年度予算案を発表した。一般会計は、前年度当初比〇・一％増の八百三十七億八千二万円を計上。うち教育費は、二・九％減の五十一億六千九百万円となっている。新規に学校施設の長寿命化計画策定に一千五百万円を計上し、必要な劣化調査・分析を行う。

　また、川西児童保育センターの入所児童増加に対応するため、同センターの増築を行う。四千二十二万円を充て、三十年度供用開始を目指す。

　継続事業では、特別支援教育補助員二人増員や、特別支援学級の設置拡充などを盛り込んだ。

　教育に関する主な事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▼民生費

▽生活困窮世帯の子どもの学習支援（拡充）＝九七

▽私立保育所改築（新規）＝一五、九九三

▽公立保育所の民間移管（新規）＝二、四九四

▽へき地保育所整備（新規）＝二八一

▽児童保育センター整備（新規）＝四、〇二二―実施設計および建築工事。軽量鉄骨造二階建て一四〇平方㍍、受入可能児童数六四人。平成三十年四月供用開始予定

▽児童保育センター管理運営＝六、三四五

▽子ども発達支援見直し＝一、〇七七―補助員を段階的に廃止。加配人数を四人から三人に見直す

▽青少年センター見直し

＝三〇八―子ども・若者支援地域協議会運営の一部委託、電話相談窓口（ヤングテレホン）の委託

▼教育費

▽小中学校適正配置推進＝三二

▽学校施設の長寿命化計画策定（新規）＝一、五〇〇―学校施設の長寿命化計画策定に必要な劣化調査・分析を実施。三十年度に計画の策定を行う

▽八千代中時間講師の臨時配置＝二六二―八千代中において生徒数の減により複式学級編制になることに伴い、主要五教科の一部で免許を保有する教員を配置できなくなることから、時間講師を一人臨時配置する

▽特別支援教育補助員の配置（拡充）＝二、〇九六 ―ＡＤＨＤ（注意欠陥・多動性障害）やＬＤ（学習障害）等の傾向を有する児童生徒への指導および学級活動を支援するため、特別支援教育補助員を二人増員する

▽教材備品の整備（拡充）＝二、〇〇〇

▽特別支援学級の設置（拡充）＝一八八―知的学級一校（新設・自校方式への移行、花園小）、病弱・身体虚弱学級新設一校（帯広第一中）、肢体不自由学級再開一校（帯広第五中）

▽就学援助費支給（拡充）＝一、〇七九

▽義務教育施設整備

・西陵中＝一三、八九一

・学校トイレの洋式化＝五〇〇

・煙突用断熱材除去（新規）＝三、五四九

▽動物園管理運営費（拡充）＝七〇

▽２０１７フードバレーとかちマラソンの開催＝四六〇

▽日本クラブユースサッカー選手権大会の開催＝二〇〇

▽総合体育館整備運営事業モニタリング支援事業委託（新規）＝五二九

(市町村 2017-02-20付)