道教育実践表彰伝達式　より一層の活躍を期待　小野寺局長が受賞者を訪問―上川局

（道・道教委 2017-03-09付）

旭川西高校・宮岡教諭（左）

　【旭川発】上川教育局の小野寺一郎局長は二月下旬、道教育実践表彰にかかる表彰状を伝達した。旭川西高校の宮岡仁教諭、鷹栖高校の髙井央教諭を訪問し、表彰状を手渡した。両者は今回の受賞を喜ぶとともに、今後もより一層努力していく姿勢を示していた。

　宮岡教諭は、書道教諭として道書道展で大賞を受賞するなどの実績を重ねるとともに、書道部の指導でも国際高校生選抜書展で二十七年度に全国優勝に導いた。さらに、学校開放講座で保護者を対象に書道講座を開講し高い評価を受けている。

　家庭科教諭の髙井教諭は介護・福祉に関連する資格の取得ができる高校を望む地域や保護者の期待に応え、旭川大学と連携し、鷹栖町とともに介護職員初任者研修を学校で開設した。また、地域の特産物の活用や創作レシピの指導、他教科と関連を図った地産地消に関する指導の充実に尽力。こうした活動が認められ、今回の表彰に輝いた。

　この日、小野寺局長は先に旭川西高を訪問し、宮岡教諭に表彰状を贈呈。「生徒を全国大会に導くなど全道的に成果を認められたのはすごいこと。これからも継続して頑張ってほしい」と激励した。

　宮岡教諭は「長年の取組の成果が認められ、今回の受賞はうれしい限り。来年度も書の甲子園と呼ばれる国際高校生選抜書展の全国大会を目指していきたい」と意気込みを語った。

　旭川西高の今井悟校長は「書道の指導者が少ない中、子どもたちのために一生懸命活動に取り組む宮岡教諭の顕著な実践が認められたのは大変ありがたいこと」と述べていた。

　つぎに、小野寺局長は鷹栖高を訪ね髙井教諭に表彰状を手渡した。「鷹栖高で介護初任者研修講座の開設が全道的に評価されての表彰。今後も、子どもたちの夢の実現のため努力してほしい」とエールを送った。

　高井教諭は「身に余る表彰で気が引き締まる。地域と生徒と学校の頑張りが今回の結果に結び付いた。今後も町や保護者と連携し、家庭科教員として生徒が社会で活躍できるよう努力していきたい」と抱負を述べていた。

　鷹栖高の板東眞一校長は「本校としてもうれしい。これを糧として今後もより一層頑張ってもらえれば」と期待を寄せていた。

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鷹栖高校・高井教諭（左）

(道・道教委 2017-03-09付)