道教委第2回特別支援代表校長会議 次代担う管理職育成を 磯貝特別支援担当局長が要請
(道・道教委 2017-03-08付)

 道教委は六日、道庁別館で二十八年度第二回特別支援学校代表校長会議を開いた。開会あいさつに立った磯貝隆之学校教育局特別支援教育担当局長は、今後、国が示すことになる特別支援学校の次期学習指導要領案にかかわり、「理念について共通理解を図るなどして、円滑に移行していけるよう積極的に取り組む」ことを期待した。また、管理職の大量交代期を迎え、「管理職としての資質・能力の維持・向上が急務」と指摘。「次代を担う教頭を支え、育成し、専門性を維持・発展させるとともに、職場の人間関係づくりなどにも取り組めるよう指導助言を」と求めた。

 同会議は、本道の特別支援教育にかかわる教育行政上の課題について研究協議を行い、学校運営全般の改善・充実につなげようと開催。各地区の代表校長二十五人が出席した。

 冒頭、磯貝学校教育局特別支援教育担当局長があいさつ。

 幼稚園の教育要領案、小・中学校の学習指導要領案で示された「社会に開かれた教育課程」の考え方について、「共生社会の形成の視点から、各地域の実践を踏まえ、各学校において、十分に検討を深めていただきたい」と期待した。

 また、今後、示されることになる特別支援学校の学習指導要領案について、「これまで特別支援学校において培ってきた成果と課題を再度、校内で共有していただくとともに、次期学習指導要領の理念について、共通理解を図るなどして、円滑に移行していけるよう積極的に取り組んでいただくことを期待している」と述べた。

 また、「道内の特別支援学校においては、本年度、八人の校長が定年退職を迎え、新年度、昇任する教頭が二十人以上になるようなことから、管理職としての資質・能力の維持・向上が急務となっている」と指摘。「次代を担う教頭先生方を支え、育成し、これまで特別支援学校で培ってきた専門性を維持・発展させていただくとともに、職場の人間関係づくりなどの職務にも取り組めるよう、副校長・教頭先生への指導助言をお願いする」「管理職としてのやりがいや喜び、楽しみなども伝えていただきたい」と求めた。

 会議では、このあと、各課の担当者などが所管事項について説明した。

(道・道教委 2017-03-08付)

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