渡辺組が遠軽町に寄付金 地元で健やかに育って 奨学資金、広場設置記念に(市町村 2017-04-06付)
左から佐々木町長、渡辺副社長、仁原校長
【網走発】子どもたちのために―。地元建設業の㈱渡辺組(渡辺博行社長)が遠軽町に奨学資金として三百万円、スポーツ広場設置記念として二百万円の合計五百万円を寄付した。また、町内にある児童自立支援施設・北海道家庭学校にも百万円を寄付。渡辺社長は「少しでも地域に貢献できたらうれしい」と述べ、寄付が有効に活用されることに期待を寄せている。
同社は、二十七年四月の分社化に伴い、本社を創業地である湧別町から遠軽町に移転。遠軽町や湧別町、児童支援施設などに一九七〇年代から寄付を行っている。ことしは、同社創業百十年ということもあり、新たに滝上町と佐呂間町を加えた五市町と児童自立支援施設に合計一千九百万円を寄付することとした。
遠軽町には昭和四十八年から四十四年間にわたって毎年三百万円を寄付している。地域の子どもたちのためにと、奨学資金として寄付してきた総額は一億二千万円以上にのぼる。今回は、創業百十年となるため、スポーツ広場設置記念として二百万円も寄付した。
当日は、渡辺勉副社長が遠軽町役場を訪問し、佐々木修一町長と北海道家庭学校の仁原正幹校長(当時)に寄付金を贈呈。佐々木町長は「四十年以上にわたり多額の寄付をいただき、とても感謝している。町の奨学資金のほぼ全額をこの寄付でまかなっており、大切に使わせてもらっている」と謝辞を述べた。渡辺副社長は「人は教育が基本。地元で学び、健やかに育ってほしい。子どもたちの教育をしっかりやっていただきたい」と要望。「会社がある限り続けていきたい」と今後も寄付を続けていく考えを示した。
(市町村 2017-04-06付)
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