札幌市教委　学校の夢づくり支援事業　体力向上、読書活動充実など　１７校が特色ある取組展開　

（市町村 2017-04-25付）

　札幌市教委は、二十九年度「学校の夢づくり支援事業」の予算配分校を決定した。本年度は十七校が体力向上や読書活動の充実など、特色ある取組を展開していく。

　同事業は、札幌らしい特色ある学校教育「雪・環境・読書」の取組や地域の特色を生かした取組など、各学校・園の創意工夫による豊かで魅力ある学校づくりの意欲を引き出すために行っているもの。一校当たり五十万円を上限とし、市教委の審査会を経て予算配分校と配分額を決めている。

　本年度配分校は十七校。このうち、元町小学校や新川小学校、米里小学校などで、冬季間の体力向上に向けた取組を実施。また、屯田小学校では、冬場の運動機会の創出および雪遊びを通じた幼保小連携を行う。

　北郷小学校や平岸小学校、西岡小学校では、読書活動の充実に向けた取組を実施する。

　定山渓中学校では、学校林や三笠緑地の環境保全活動を行う「夢の森」づくりプロジェクトに取り組む。また、琴似中学校は、授業におけるグループワークの充実など、「探究する人」を目指すプレゼンテーション力の育成を図る。

　本年度の予算配分校と取組内容はつぎのとおり。

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▽屯田小＝とこ屯雪を楽しもう（雪と親しみながら冬場の運動機会の創出および雪遊びを通じた幼保小連携）

▽新川小＝新川小ターゲット（冬季の運動機会確保、投力向上）

▽元町小＝雪で遊ぼう！ともビットアウト！ストラックアウトサーキットに挑戦！！（冬場の投力向上、冬季以外の体力向上）

▽北郷小＝図書館貸出倍増計画（読書を促進する学校図書館の環境整備）

▽北白石小＝トップアスリートと未来へチャレンジ（運動意欲の向上と進路探究学習）

▽米里小＝冬季常設スノーチューブコース（冬季の体力向上、異学年交流の促進による豊かな心の育成）

▽厚別東小＝厚東体力アッププロジェクト（投力向上、縄跳びでの異学年交流、主体的な運動の促進）

▽平岸小＝読書で安らぐ「いこいの広場」（学校図書館の拡張、読書の促進）

▽西岡小＝絵本といっしょ（絵本コーナーでの読書と読み聞かせによる異学年・親子の交流）

▽平岸西小＝平西スポーツワールド（年間を通じた運動環境の整備）

▽澄川南小＝健やかな身体をクライミングで育む（体力・集中力の向上）

▽北の沢小＝北の沢らしさを感じて学ぼう（自然環境を生かした「雪」と体力向上の取組）

▽手稲中央小＝「手稲っていいね　区政五十周年を総合的な学習の時間で発信」（地域と連携した表現力・創造力の育成、協働的な学び、ＩＣＴ活用）

▽東月寒中＝風力発電や蓄電池等の機材を利用した環境教育および災害時の活用・防災教育（小型風力発電機の導入、防災教育の充実）

▽定山渓中＝定山渓中「夢の森」づくりプロジェクト（学校林および三笠緑地の環境保全活動）

▽琴似中＝「探究する人」を目指すプレゼンテーション力の育成（授業におけるグループワークの充実、保護者・地域への学びの発信）

▽市立札幌大通高＝救命講習の実施（生徒および教職員救急救命講習の推進）

(市町村 2017-04-25付)