道産業教育振興会が総会　９月に「さんフェア」開催　交流深め、生きる力を育成

（関係団体 2017-05-16付）

地域や産業界と連携し、次代の本道を担う人材育成に向けて活動する方針を確認した

　道産業教育振興会（高井修会長）は十日、ホテルライフォート札幌で二十九年度総会を開いた。九月に札幌市で道産業教育フェア「さんフェア２０１７」を開催することを決定。人々との交流を深め、生徒の生きる力を育むフェアを目指し、準備を進めることとした。

　あいさつに立った高井会長は「これまでの産業教育の実績と成果を踏まえつつ、変化の激しい時代に対応できる新たな経営感覚を身に付けた多様な人材を育成するとともに、社会的責任を担う職業人としての規範意識や倫理観を醸成し、豊かな人間性をかん養することが重要」と指摘。各学校に対し、「将来の本道産業を担う人材を育成するため、これからも日々、教育内容や指導方法の改善、創意工夫などに取り組み、活力あふれる産業教育の推進に努めていただきたい」と求めた。

　また、「さんフェア２０１７」について、「日々の教育活動を道民にアピールし、産業教育に対する理解の促進と活性化を図り、今後、ますます産業教育が充実・発展できるよう、実り多いフェアを目指して準備を進めていきたい」と述べ、協力を呼びかけた。

　議事に入り、「さんフェア２０１７」開催（九月三十日、新札幌サンピアザ）をはじめとした事業計画を決めた。

　フェアは、地域社会や産業界との連携のもと、次代の本道産業を担う人材の育成を目指す産業教育の一層の充実・発展を図ることなどを基本理念に掲げ、三年ごとに開催。「人々との交流を深める産業教育フェア」「生徒の生きる力を育む産業教育フェア」を基本方針としている。

　農業・工業・商業・水産・家庭・看護・総合学科の各部会が展示・演示・販売を行う。併せて、道高校産業教育意見・体験発表大会、作品・研究発表会を開く。

　総会では、役員補充も行った。

　二十九年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝高井修（㈱伊藤組代表取締役会長）

▽副会長＝川崎一好（北海道水産会代表理事会長）、村上光男（北海道農業協同組合中央会常務理事）

▽理事長＝別所正一（札幌東商業高校長・新）

▽監事＝尾崎寿春（札幌啓北商業高校長）、榎本敏生（札幌国際情報高校長・新）

(関係団体 2017-05-16付)