道高校長協会各部会が総会等―普通部会　９月に旭川で研究大会　小島部会長（札幌西）を再任

（関係団体 2017-05-16付）

２９年度の事業計画等を決定した

　道高校長協会普通部会は九日、ホテルライフォート札幌で二十九年度総会・研究協議会を開いた。九月に道普通科高校長研究協議会第三十二回旭川大会を開くことなどを盛り込んだ事業計画を決定。役員改選では、部会長に札幌西高校の小島晶夫校長を再任した。

　冒頭、あいさつに立った小島部会長は、教育改革の動向にふれ、高大接続改革・大学入試制度改革などについて、迅速に検討、対応を進めるよう求めた。

　また、新学習指導要領のポイントとして、①学力の三要素定着のため主体的・対話的で深い学びの実現を目指し授業改善に取り組む②全教職員が参加するカリキュラムマネジメント実現を促進する③学力の三要素と評価観点の整合を図り、観点別学習評価を普及させる―の三点を挙げ、着実な実施に向けた組織の強化を促した。

　特に、③について、「趣旨に沿った取組を行うため、全教職員の意識改革をする必要がある」と強調した。

　普通部会については、高校教育が大きな転換期を迎え、学習指導だけではなく、総合的な取組を行っていくことが課題として、「普通科教育の役割、責任を自覚し、皆さんとともに改革を力強く進めていきたい」と呼びかけた。

　議事に入り、本年度の研究主題を、「北海道の未来を担う人を育む普通科教育の創造～地域・社会の期待に応える普通科教育の在り方」に決定。各種研究協議会の実施や調査研究活動を行うとともに、九月一日に旭川グランドホテルで道普通科高校長研究協議会第三十二回旭川大会を開くことなどを確認した。

　二十九年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽部会長＝小島晶夫（札幌西）

▽副部会長＝嶋岡裕泰（札幌稲雲・新）、後藤寿樹（札幌平岡）

▽監事＝浅利剛之（札幌日大・新）、上野直幸（北広島）

▽常任理事＝青木秀司（札幌手稲・新）、梅原宏之（札幌藻岩）、狩野康弘（帯広三条）

(関係団体 2017-05-16付)