道高校長協会各部会が総会等―普通部会単位制分科会　情報共有し教育充実を　新会長に札幌東陵・西田氏

（関係団体 2017-05-16付）

あいさつする西田新会長

　道高校長協会普通部会単位制分科会は十日、ホテルライフォート札幌で二十九年度総会・第一回研究協議会を開いた。八月に旭川市で第二回研究協議会を開催することなどを盛り込んだ事業計画を決定。役員改選では、新会長に札幌東陵高校の西田正史校長を選出した。

　冒頭、普通部会の小島晶夫部会長（札幌西）があいさつ。年々中卒者が減少し、高校にとって厳しい状況であるとして、「このような現状でも、単位制高校は非常に健闘している」と評価した。

　また、「地域創生の施策などに絡めた、地域の核となる人材育成を目指し、協議を進めていただきたい」と、取組の強化を促した。

　西田新会長は、高大接続改革と学習指導要領の改訂にふれ、「単位制高校においても多くの課題等がある中、情報共有を行いながらよりよい教育を実現できるよう、円滑に運営を進めていきたい」と抱負を述べた。

　議事に移り、七月と三十年三月に札幌東陵高で役員研究協議会を行うことや、八月三十一日に旭川グランドホテルで第二回研究協議会を開催することを確認した。

　また、研究協議では、遠軽高校の渋川誠人校長が「普通科単位制にかかる教育実践の状況について」と題して研究発表などを行った。

　役員改選では、新会長に札幌東陵高の西田校長を選出した。

　二十九年度役員はつぎのとおり（全員新任）。＝敬称略＝

▽会長＝西田正史（札幌東陵）

▽副会長＝上野直幸（北広島）、石黒清裕（札幌旭丘）

▽事務局長＝青木秀司（札幌手稲）

▽監事＝北爪博彦（札幌白陵）

(関係団体 2017-05-16付)