道公教が総会・研修会開く　〝活力ある学校〟目指す　３ヵ年継続研究スタート

（関係団体 2017-05-17付）

札幌市立新琴似中の笹川教頭を新会長に選出

　道公立学校教頭会（＝道公教）は十五日、ホテル札幌サンプラザで二十九年度第五十二回総会・研修会を開いた。二十九年度からスタートする三ヵ年継続研究のサブテーマを「豊かな心とたくましく生きる力を育む活力ある学校づくりの推進」とし、第五十一回研究大会空知大会の開催など本年度事業計画を決定。役員改選では、新会長に札幌市立新琴似中学校の笹川恒春教頭を選出した。

　開会式では、道教委学校教育局の岸小夜子指導担当局長、札幌市教委の引地秀美学校教育部長が来賓あいさつ。岸指導担当局長は、これまでの教育実践の蓄積の継承、社会に開かれた教育課程の実現、組織力の強化などを求めた上で、「本道教育を充実、発展するためには、教頭会の絆を一層深めることが重要。引き続き緊密な連携、協力をお願いしたい」と述べた。

　議事では、本年度の活動方針、活動計画を決定。本年度から始まる第十四次三ヵ年継続研究のサブテーマを、「豊かな心とたくましく生きる力を育む活力ある学校づくりの推進」と設定した。組織的に実践的研究を進め、求められる学校教育とその実現に向けて、副校長・教頭の在り方を探っていくとした。

　また、ことし九月に岩見沢市で開催する第五十一回研究大会空知大会、三十年度に札幌市で開く全国大会に向けた準備・研修活動を進めていくことなどを決めた。

　役員改選では、新会長に札幌市立新琴似中の笹川教頭を選出。笹川新会長は、来年度の全国大会の開催に向けて、「全道の教頭会が一つになり、〝元気な教頭、元気な教職員、元気な学校〟を合言葉に、北海道の教育を発信できるよう、頑張ろう」と呼びかけ、「校長が指し示す〝学びの地図〟を実現できるよう、日常の教育活動のかじ取りを行い、意識改革も含め一層の研鑚に励み、職能の向上を図っていかなければならない」と述べた。

　本年度の役員はつぎのとおり（全員新任）。

＝敬称略＝

▽会長＝笹川恒春（札幌市立新琴似中）

▽副会長＝明村秀之（余市町立大川小）、大内寿晃（稚内市立稚内東中）、石川嘉明（函館市立南本通小）、北野雄介（室蘭市立星蘭中）、三上裕生（釧路市立昭和小）、本間聡（札幌市立二条小）

▽事務局長＝三戸部文彦（札幌市立幌西小）

▽会計＝正岡宏樹（札幌市立福井野中）

▽監査＝太田雅則（小樽市立緑小）、野口修一（羽幌町立羽幌小）、松村浩良（厚沢部町立厚沢部小）、玉出広昭（新ひだか町立高静小）、喜多哲也（北見市立光西小）、中屋賢一（札幌市立白楊小）

(関係団体 2017-05-17付)