道社会科教育連盟が総会開く　１１月に釧路で研究大会　新委員長は新保校長（札幌市屯田小）

（関係団体 2017-05-18付）

あいさつする新保新委員長

　道社会科教育連盟は十三日、札幌市立円山小学校で二十九年度総会を開いた。十一月に釧路市で道社会科教育研究大会を開催するなど、二十九年度事業計画を決定。役員改選では、新委員長に札幌市立屯田小学校の新保元康校長を選任した。

　研究主題は「自ら参画し、たくましく生き抜く北国の子の育成」。三ヵ年計画の二年目となっている。

　総会では、二十八年度の事業・決算報告を承認。本年度役員や事業計画、活動計画などを決定した。

　事業計画では、十一月十七日に釧路市立湖畔小学校・釧路市立春採中学校で、第七十二回道社会科教育研究大会釧路大会を開くほか、十月二十六日から二日間、奈良県の奈良市立飛鳥小学校で開かれる第五十五回全国小学校社会科研究協議会に参加することなどを盛り込んだ。また、事務局・会計・総務などの各部ごとの活動計画も確認した。

　役員改選では、新委員長に札幌市立屯田小の新保校長を選任した。

　あいさつに立った新保新委員長は、研究の具体的な視点として、「社会科の重要性を再認識する」「道の社会科教育充実に向けて貢献する」「地に足の着いた研究をする」に留意して進めるよう求めた。

　また、組織運営について、三十四年に開催予定の全国大会に向けた準備や、ＩＣＴ活用による情報共有の推進、人的交流の促進による組織の活性化に取り組んでいくことにふれたほか、「全道会員の情報共有と心の絆をより強め、北海道の子どもたち、奮闘する先生たちのために努力していく」と述べた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽委員長＝新保元康（札幌市立屯田小校長・新）

▽副委員長＝田中聡（旭川市立啓明小校長・新）、塩住啓介（釧路市立湖畔小校長・新）、三浦務（函館市立港小校長・新）、山﨑貴志（蘭越町立蘭越小校長）、津田安彦（札幌市立山鼻南小校長・新）、佐藤裕三（札幌市立明園小校長・新）、山下豊（札幌市立簾舞中校長・新）、岩田敦（札幌市立北野小教頭）

▽監査＝安田善見（遠別町立遠別小校長・新）、中村勝治（当麻町立当麻中校長）

▽事務局長＝千葉一博（道教育大附属札幌小副校長）

(関係団体 2017-05-18付)