道小・中・特女性管理職会が総会　８月に函館で研究大会　富田会長（札幌市八軒中校長）再任　

（関係団体 2017-05-19付）

異校種の連携を深めながら活動していく方針を確認した

　道公立小・中・特別支援学校女性管理職会は十三日、ホテルライフォート札幌で二十九年度総会を開いた。「未来を担う子どもたちの育成を目指し、創意と調和のある学校経営を推進し、本会の特色である異校種との連携を深め、校長・副校長と教頭がともに研鑚し合いながら、組織・活動の強化を通して、北海道の教育の充実と発展を図り、道民の期待に応える」ことを掲げた運動方針を決定。八月に開催する研究大会渡島大会の成功に向け、一丸となって取り組んでいくことを確認した。役員改選では富田真由美会長（札幌市立八軒中学校長）を再任した。

　冒頭、富田会長があいさつ。昨年度の全道研究大会札幌大会について、「皆さんの用意周到な準備とチームワークのよさで、細やかな運営に当たっていただき、質の高い提言や情報提供、活発な分科会などを通して大きな成果を上げることができた」と振り返った。また、「昨年度は、本会の名称が女性校長・教頭会から副校長職も含めた女性管理職会と変わった節目の年でもあった。教育に情熱を注ぐ女性教員が生き生きと活躍できる社会づくりに貢献できることは、大変喜ばしくもあり、存在意義の重要性をあらためて感じている」と述べた。

　その上で、「私たち管理職が取り組むべき課題は山積しているが、二十九年度も私たち女性管理職は学び合いを大切にしながら、資質向上のために研修・研鑚に励み、北海道の教育の充実・発展に努めていきたい」との考えを示した。

　議事に移り、二十八年度の会務、会計決算・監査の報告事項を承認。二十九年度の運営方針、会務計画、会計予算、研究主題、各部推進計画について審議し、いずれも原案どおり決定した。

　運営方針には、「未来を担う子どもたちの育成を目指し、創意と調和のある学校経営を推進し、本会の特色である異校種との連携を深め、校長・副校長と教頭がともに研鑚し合いながら、組織・活動の強化を通して、北海道の教育の充実と発展を図り、道民の期待に応える」ことを掲げ、①「生きる力」を育む学校経営の充実②学校運営・経営力の向上③組織活動の充実④関係機関との連携・交流―を重点に活動していくこととした。

　研究主題は「未来を共に拓き　心豊かにたくましく生きる日本人を育成する学校教育の推進」、副主題を「確かな学びとしなやかな心　夢や希望に向かって挑戦する子どもを育む学校経営」と設定。前研究主題から継承している〝共に〟を深く認識し、会員一人ひとりが個性と能力を発揮し、道民の負託に応える学校経営の具現化に努めていく。

　具体的には、八月十日に函館市で第四十三回道公立小・中・特別支援学校女性管理職会研究大会渡島大会を開催。研究協議などを通して、学校経営者としての識見や職能の向上を図る。

　役員改選では富田会長を再任。「身の引き締まる思い。本会が大事にしてきた〝凛としてしなやかに〟を合言葉として、心を通わせながら、同じ目標に向かって北海道の子どもたちのために尽力していきたい」と抱負を述べた。

　二十九年度の役員はつぎのとおり。　　　＝敬称略＝

▽会長＝富田真由美（札幌市立八軒中校長）

▽副会長＝禅野惠（札幌市立手稲東小校長・新）、大浦久美子（函館市立臼尻小校長・新）、宮部彰子（小樽市立最上小校長・新）、近香奈子（札幌市立東園小教頭・新）

▽監査＝小澤真弓（苫前町立苫前小校長）、宮村久美子（音更町立鈴蘭小校長・新）

▽事務局長＝村上裕子（札幌市立西野第二小校長）

(関係団体 2017-05-19付)