道中理が理事会・総会等開催　８月の全国大会へ力結集　事業計画決定、本間会長再任

（関係団体 2017-05-22付）

８ヵ年継続研究の中間まとめも行う

　道中学校理科教育研究会（＝道中理）は十三日、ホテルライフォート札幌で二十九年度常任理事会・理事会・事務局総会を開いた。八月に札幌市内で開催する全国中学校理科教育研究会北海道大会の成功に向け、会員の力を結集していくことをあらためて確認。現行の研究主題の四年度目として、これまでの成果と課題を整理し、つぎにつながる研究の中間まとめを中心に据えた研究を進めていく。役員改選では本間玲会長（札幌市立山鼻中学校長）を再任した。

　理事会の冒頭、あいさつに立った本間会長は全中理北海道大会に向け、「準備作業を進めているが、今後、会員一人ひとりにお願いすることがたくさん出てくると思うので、よろしくお願いしたい。生みの苦しみがあっても、全国大会で先進的な実践や最新の情報・知識にふれることで我々の研究も深められる」と呼びかけた。

　議事に移り、二十八年度の事業報告、研究部および各部活動報告、決算・監査報告を承認したあと、二十九年度の事業計画、各部活動計画、予算について審議し、いずれも原案どおり決定した。

　八月二～四日、札幌市教育文化会館を主会場に開催する第六十四回全中理北海道大会兼第五十六回道中理札幌大会に向けて、会員の力を結集していくことをあらためて確認。「未来を創造する力」に焦点を当て、大会主題「自然と人間との調和をめざし、未来を創造する力を育む理科教育」、大会副主題「自ら学びを推し進め、科学的な資質・能力を育む理科学習を求めて」のもと、道中理の研究を全国へ発信するとともに、講演や発表、討議、若い教師の集いなどを通して、優れた実践、研究の成果や課題、これからの展望などについて全国で共有する。

　また、二十九年度は八年継続研究計画を予定している現行の研究主題の四年次目として、これまでの成果と課題を整理し、つぎにつながる研究の中間まとめを中心に据えた研究を進めていく。

　来年一月十二日開催の冬季研修会では、全中理北海道大会の評価と反省、四年間の研究のまとめ、三十年度の研究の方向性などをテーマに交流する。

　役員改選では、本間会長を再任した。

　二十九年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝本間玲（札幌市立山鼻中校長）

▽副会長＝須郷智和（旭川市立明星中校長）、加賀亨（函館市立宇賀の浦中教頭・新）、福原聡（釧路市立桜が丘中校長・新）、小路徹（札幌市立中島中校長）、佐々木亮（札幌市立丘珠中校長・新）、前田寿嗣（札幌市立北野中校長・新）

▽会計監査＝栁澤伸寿（札幌市立発寒中校長）、玉村郁子（札幌市立北陽中校長・新）

▽事務局長＝荒島晋（札幌市立宮の森中教頭）

(関係団体 2017-05-22付)