道高校教頭・副校長会が総会等　本道教育の充実・発展を　新会長に渡邉札幌北副校長

（関係団体 2017-05-19付）

あいさつに立つ渡邉新会長

　道高校教頭・副校長会は十七日から二日間、ホテルライフォート札幌で二十九年度総会・第一回研究協議会を開いた。十一月に本年度第二回研究協議会を開くことなどを盛り込んだ事業計画を決定。役員改選を行い、新会長に札幌北高校の渡邉周一副校長を選出した。あいさつに立った渡邉新会長は「本道高校教育の充実・発展に向け、力を合わせて取り組んでいく」と決意表明した。

　総会・研究協議会には、会員約三百三十人が参加。

　初日の開会式では、渡邉会長代行があいさつ。「国の動向や道の施策を十分踏まえ、校長の経営方針のもと、教頭・副校長がリーダーシップを発揮することが求められている」と述べた。

　「学校は、生徒にとって安心・安全に学べる場でなくてはならない」ことから、いじめの未然防止、早期発見・早期対応に取り組む重要性を訴えた。併せて、飲酒運転の根絶をはじめ不祥事の未然防止、自然災害への対応など、学校の危機管理を適切に行う必要があることも挙げた。

　また、「新しい学習指導要領等を十分理解し、子どもたちの学びを支えていかなくてはならない」と指摘。

　さらに、「本会の輝かしい歴史と伝統を受け継ぎ、本会の事業が教頭・副校長としての資質・能力の向上や、会員相互のネットワークの充実を図り、北海道高校教育の発展・充実、後進の育成、次代を担う子どもたちの成長に寄与することを祈念する」と述べた。

　続いて、道教委の小形秀雄教育指導監、札幌市教委の引地秀美学校教育部長、道高校長協会の川口淳会長、全国高校教頭・副校長会の玉井篤事務局次長が来賓あいさつ。同会の活動に期待を寄せた。

　開会式後の総会では、役員改選を行い、渡邉新会長をはじめとする本年度役員を選出。

　新役員を代表して、渡邉会長があいさつに立ち、「これまで本会が果たしてきた役割を大切にするとともに、今後、本道高校教育の充実・発展に向け、力を合わせて取り組んでいく」と決意を新たにした。

　また、本年度第二回研究協議会（十一月十七日、ホテルライフォート札幌）や理事研究協議会（九月四日、道庁別館）の開催などを盛り込んだ本年度事業計画を決定した。

　第一回研究協議会では、初日に全体会Ⅰを行い、道教委の小形教育指導監と道高校長協会の川口会長が講話。続く全体会Ⅱでは、提言、研究協議を行った。

　二日目には、三分科会に分かれ、研究発表、協議を行った。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝渡邉周一（札幌北副校長・新）

▽副会長＝田邊禎明（江別副校長・新）、鈴木浩（札幌月寒副校長・新）、大橋一夫（有朋副校長・新）、野元基（札幌藻岩副校長・新）、久保木崇（とわの森三愛教頭・新）

▽監事＝福田雅人（北広島西副校長・新）、川瀬雅之（札幌旭丘副校長）

▽事務局長＝濵田哲也（札幌西教頭・新）

(関係団体 2017-05-19付)