道特別支援学校副校長・教頭会が総会　チーム力で課題解決へ　新会長に佐橋真駒内養護副校長

（関係団体 2017-05-18付）

あいさつする佐橋新会長

　道特別支援学校副校長・教頭会は十五日、札幌市内の道立特別支援教育センターで二十九年度総会を開いた。八月に夏季研究協議会、三十年一月に冬季研究協議会を開くことを盛り込んだ本年度事業計画を決めた。また、新会長に真駒内養護学校の佐橋正智副校長を選任するなどした役員選挙結果を報告した。佐橋新会長は、〝会員相互のつながりを深め、学校課題をチーム力の発揮で解決する副校長・教頭会〟を重点に、会務を推進する決意を示した。

　あいさつに立った佐橋新会長は、内外の情勢や施策の情報を入手するほか、〝社会に開かれる〟ことを副校長・教頭の職務上のビジョンとして掲げた。また、「学校での種々の取組や、日々の授業実践との関連を教職員とともに確認、整理する取組を積み重ねていくことが大切になる」と述べた。

　また、喫緊の課題として、「安心・安全な学校づくり、信頼される学校づくり」を挙げ、「各学校現場において、予防的対応を充実させることが求められる」と指摘した。

　併せて、「ミドルリーダーの育成、安定的な管理職の確保」のため、「個人の視点のみではなく、広く学校組織の観点から物事を考えていく取組を積み重ねていくことが大切」「主幹教諭の職務の具体的な内容について、配置校の取組を会員で共有するなど新しい校内組織の在り方を確認していきたい」との考えを示した。

　さらに、「本道の特別支援教育の充実と発展に努めていくことができるよう、本年度は、〝会員相互のつながりを深め、学校課題をチーム力の発揮で解決する副校長・教頭会〟を重点に、会務を推進していく」と決意表明した。

　総会で決定した本年度事業計画では、夏季研究協議会（八月九・十日、ホテルライフォート札幌）と冬季研究協議会（三十年一月九・十日、ＮＴＴ札幌セミナーセンタ・ホテルライフォート札幌）の開催などを盛り込んだ。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝佐橋正智（真駒内養護副校長・新）

▽副会長＝田近憲二（札幌養護副校長・新）、松岡達也（新篠津高等養護教頭・新）、小山学（市立札幌みなみの杜高等支援教頭・新）

▽事務局長＝四木定宏（札幌聾教頭・新）

▽監事＝今井章文（札幌あいの里高等支援教頭）、益満等之（市立札幌豊明高等支援教頭・新）

(関係団体 2017-05-18付)