石狩教育振興会が２９年度総会　子とのかかわり深める教育を　役員改選　中島会長再任

（関係団体 2017-05-29付）

会員数の拡大など５点を活動方針とした

　石狩教育振興会は二十三日、北広島市内の石狩教育研修センターで二十九年度総会を開いた。二十九年度の活動方針や事業計画を決定。役員改選では、中島巌会長を再任した。

　冒頭、中島会長があいさつ。人口減少など、児童生徒を取り巻く教育環境にふれ、「これからの教育は、子どもたちとのかかわりを家庭・学校・地域とどう深めていくか、どう具体化していくかが大きなテーマとなる」と強調。その上で、「各市町村などと連携しながら、管内教育の充実・発展に寄与できるよう努めていきたい」と述べた。

　続いて、石狩教育局の馬橋功局長と道教育振興会の紺野忠一郎会長が祝辞。馬橋局長は「管内の子どもたちが自ら学ぶ力を身に付けることができるよう、教育施策の充実などに努めていきたい」と述べた。

　紺野会長は、チーム学校の実現に向け、「多面的な体験活動」「世界的な規模で考え、地域で活動する〝グローカル〟な実践」の推進などを呼びかけた。

　議事では、二十八年度の会務・事業報告などを行ったあと、二十九年度の活動方針や事業計画などを審議。活動方針を、①会員数の拡大を図り、啓発活動を行う②教育講演会等の事業を行い、会の充実と会員・保護者の研修を深める③広報活動を行い、会員相互の連携を深める④本部との連携を図り、石狩教育講演会の成功を目指す⑤その他、管内教育の向上に必要な活動を、管内関係機関と連携して取り組む―としたほか、事業計画では、石狩教育講演会の開催や、「青少年に夢と希望を」作文コンクールへの参加などを決定した。

　役員改選では、中島会長を再任した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝中島巌

▽副会長＝髙橋憲康、菅原裕行（当別町立西当別中校長・新）、設楽真奈美（江別市立江別太小教頭・新）

▽監査＝西木祭（江別市立大麻小校長）、布施裕（江別市立対雁小教頭・新）

▽事務局長＝多田貴典（恵庭市立恵み野中校長・新）

(関係団体 2017-05-29付)