根室地区教育振興会が総会等　役員選考の在り方検討　役員改選―佐々木会長を再任

（関係団体 2017-05-30付）

会員６４人が参加した

　【根室発】根室地区教育振興会は五月中旬、中標津町立中標津小学校で総会と第一回教育講演会を開催した。役員改選では、佐々木克博会長（中標津町立広陵中学校長）を再任。事業計画では、八月に教育講演会を開くほか、役員選考の在り方を見直すことなどを決定した。

　はじめに、佐々木会長があいさつ。「〝学びの環境を整える〟という視点をもった学校運営を」「家庭・地域・学校という三者のバランスを取り、どれか一つだけが突出することのないように」などと訴えた。

　続いて、根室教育局の辻川尚志義務教育指導監、中標津町教委の小谷木透教育長が祝辞を述べ、同会の発展を期待。このあと議事に移り、本年度の事業計画案や役員改選案などを審議した。

　事業計画では、八月に教育講演会を開くことや、管内の学校数減少に伴って役員選考の在り方を見直すことなどが提案され、原案どおりに承認された。

　役員改選では、佐々木会長を再任。新しい副会長に相澤要羅臼町立羅臼中学校長と近藤啓之中標津町立計根別学園教頭を、新事務局長に滝泰英中標津町立中標津中学校長を選任した。

◆〝学びの地図〟をテーマに講演会

　総会のあとは教育講演会に移行。道教育振興会理事で、㈱北海道通信社参与や道教育大学札幌校非常勤講師も務める村上直史氏が「〝学びの地図〟の全体像を考える」と題して講演した。

　村上氏は、新学習指導要領のポイントについて、各種資料を示しながら解説。学校運営やカリキュラム・マネジメント等については、ホームページの積極的更新や学校評価の効果的活用、児童生徒への目配りの必要性などを訴えた。

　このほか、自身が参観した札幌市内の小・中学校、高校、大学における授業風景も動画で提示。参加者と意見を交わしながら、主体的・対話的で深い学びを目指して絶えず改善していく姿勢の大切さを呼びかけた。

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講演した村上氏

(関係団体 2017-05-30付)