北専各連が29年度通常総会開く 職業実践専門課程充実へ 事業・決算報告などを承認(関係団体 2017-05-29付)
進学相談会、職業体験講座などの28年度実績を報告した
公益社団法人道私立専修学校各種学校連合会(=北専各連)は二十三日、札幌ガーデンパレスで二十九年度通常総会を開いた。二十八年度の事業、収支決算報告などについて審議。あいさつに立った吉田松雄理事長は「職業実践専門課程」制度について、「今後、職業実践専門課程をより充実させ、社会から必要とされる専修学校・専門学校にしていきたい」と述べた。
総会に先立ち、永年勤続教職員表彰を行い、四十五人を代表して中畑真澄氏(専門学校北海道福祉大学校)に吉田理事長から表彰状が贈られた。
開会あいさつに立った吉田理事長は「職業実践専門課程」認定校に対する新たな助成措置を講ずるよう要望していることを説明。本道における認定状況が五〇%を超えていることを踏まえ、「今後、この職業実践専門課程をより充実させ、社会から必要とされる専修学校・専門学校にしていきたい」との考えを示した。
また、実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関「専門職大学」に関し今後のスケジュールなどにふれながら、「文部科学省は、既存の大学と同レベルの校地・校舎面積が必要としており、ハードルが高い」と述べ、基準を下げるよう要望していることを報告。その上で、「会員の中には、専門職大学の方に進みたいと思っている学校もあると思うので、一校でも多く専門職大学が設置できるよう努力していきたい」と述べた。
道の辻泰弘副知事が高橋はるみ知事のあいさつを代読。「職業教育の質の向上に向け、道内の多くの学校で職業実践専門課程制度が運用されており、優れた技能を有し、新たな価値を創造できる人材の育成に大きな役割を果たしていただいていることを大変心強く感じている」と述べ、道として、「今後とも、私立学校の健全な学校経営に向けた支援などを通じ、皆さんとともに北海道の未来を担う人づくりに取り組んでいく」との考えを示した。
議事に移り、二十八年度の事業について、①「進学相談会」は全道十五ヵ所で開催し、会員校延べ七百二十三校が参加し高校生一千二百五十八人からの相談に対応②生徒の意識や諸事業に対する理解度に合わせた職業観や勤労観の早期醸成を目的として、職業説明、体験型事業、進学相談会という三つのプログラムを自由に組み合わせて提供する「高校内キャリア教育プログラム」を全道展開し、高校延べ六十二校から生徒延べ五千百七十三人が受講③高校教員に専門学校の正しい情報を提供し、進路指導に役立ててもらうための在り方を検討するため、ことし三月八日、広報企画委員会に「専門学校理解向上実行委員会」を設置し、同月二十九日に札幌真栄高校において、専門学校に関する情報を提供する勉強会を開催④若年者に不足している職業観・勤労観に対する理解増進を目的として、道からの補助を加えて職業体験の機会が少ない中学生を対象として開催している職業体験講座「次世代人材職業体験推進事業」は、中学校二百五十五校から二千九百十四講座の申し込みがあり、このうち、一千七百二十一講座を開催した―ことなどが報告された。また、二十八年度の収支決算・監査報告を承認した。
理事一人の退任に伴い、役員を選出。新理事に旭川大学情報ビジネス専門学校校長の開田仁司氏を選任した。
(関係団体 2017-05-29付)
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