道国語教育連盟が常任委員会開く　１０月に釧路で全小国研兼ね研究大会　齋藤委員長再任

（関係団体 2017-05-26付）

１０月の釧路大会・全小国研大会の成功に向けて研究交流を深めることを確認した

　道国語教育連盟は二十日、ホテルライフォート札幌で二十九年度常任委員会を開いた。十月に釧路で開催する第七十二回道国語教育研究大会釧路大会・第四十七回全国小学校国語教育研究大会北海道大会の成功に向けて、全国および道内各地との国語研究の交流を深めることなどを盛り込んだ二十九年度活動方針を決めた。役員改選では、齋藤昇一委員長を再任した。　

　冒頭、あいさつに立った齋藤委員長は、同連盟の長年のあゆみを振り返り、「先達が残してくれた大切な財産を私たちがしっかりと受け継ぎ、引き継いでいかなくてはならない」と述べた。

　また、第七十二回研究大会釧路大会に向けて、「昨年度の網走大会の成果を引き継ぎ、歩みを進めていきたい。小学校は全国大会を兼ねる大会であり、全国に北の大地・北海道から国語研究の成果を発信したい」と呼びかけた。

　二十八年度活動報告、会計決算・監査報告を承認したあと、二十九年度の事業（活動）計画、各部活動計画、予算について審議し、原案どおり決定した。

　全体事業計画には、「二十九年度道国語教育研究大会兼全小国研大会の成功に向けて、全国および道内各地との国語研究の交流を深める」ことなどを活動の基本方針に据えた。

主な事業として、第四十七回全小国研北海道大会を兼ねる第七十二回道国語教育研究大会釧路大会の開催、「ことばのこよみ」の編集と発行検討、夏の研究交流学習会の開催などを盛り込んだ。

　このうち、研究大会は十月六日、釧路市立鶴野小学校をメーン会場に開催。研究主題を「新たな価値を生み出す国語科授業の創造～小・中九年間の主体的な言葉とのかかわり合いを促す、確かで豊かな言語活動を通して」と設定。全小国研と兼ねる小学校は、「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」の四領域で七授業を公開し七分科会で協議。授業・分科会に関しては学年ではなく内容面で区分けする。中学校は釧路市立大楽毛中学校を会場に、四領域、六授業を公開し六分科会で協議。分科会終了後、鶴野小で全小国研を兼ね開会式を行う。

　また、来年十月二十六日に函館市内で開催される第七十三回道国語教育研究大会函館大会の準備状況が報告された。

　役員改選では、齋藤委員長を再任した。

　二十九年度の役員はつぎのとおり（全員校長）。＝敬称略＝

▽委員長＝齋藤昇一（札幌市立啓明中）

▽副委員長＝藤川尚子（札幌市立南白石小）、荻原啓（札幌市立平岡緑中・新）、福家尚（旭川市立近文小）、宇佐美雅司（函館市立駒場小・新）、庄子剛（釧路市立鶴野小）

▽事務局長＝若松広美（札幌市立西宮の沢小）

▽会計局長＝黒澤敏行（札幌市立琴似中・新）

(関係団体 2017-05-26付)