善意の作業に感謝状　上ノ国町上ノ国中が建設会社へ　グラウンド・野球場の整備で

（学校 2017-06-08付）

感謝状を読み上げる小間君（左端）

　【江差発】上ノ国町立上ノ国中学校（久慈学校長）の生徒会は五月下旬、グラウンドと野球場を無償で整備してくれた地元の建設会社を訪れ、感謝状を贈呈した。生徒会長の斉藤藍音さんは「きれいなグラウンドで活動でき、素晴らしい体育祭をすることができた」と謝辞を述べた。

　毎年、建設会社の㈱若狭組（若狭正仁社長）が、地域貢献活動の一環として体育祭を控えた同校のグラウンドと野球場を重機で整備している。

　ことしも五月上旬、作業員五人が雪の影響で凸凹状態になったグラウンドの表面をタイヤショベルで整正。Ｈ形鋼を引いて地面をならしたあと、タイヤローラーとコンバインドローラーで転圧した。

　同校の体育祭は五月二十一日に無事終了。同月二十五日、久慈校長と生徒会長の斉藤さん、副会長の小間隆貴君の三人が同社を訪問した。

　小間君は「中学校の教育活動の充実のため尽力していただいた」として感謝状を若狭社長に贈呈。斉藤さんは「素晴らしい体育祭で楽しい思い出ができたのも、整備していただいたおかげ。今後も陸上練習や体育の授業でグラウンドを使わせていただく」と感謝した。

　若狭社長は「地域貢献活動は継続することに意味がある。来年もぜひ協力したい」と述べ、生徒たちには、「勉強もスポーツも頑張って」と激励した。

(学校 2017-06-08付)