村民と一緒に花壇造成　留寿都高の花いっぱい運動

（学校 2017-06-05付）

花苗ポットを植える生徒たち

　【倶知安発】留寿都高校（髙橋敏史校長）は五月三十日、村内で「花いっぱい運動」を実施した。生徒たちは、村民と一緒になって花壇造成に汗を流し、地域の環境美化に一役買った。

　花いっぱい運動は、地域住民との協力や環境美化の意義を知り、社会性を養い、心豊かな人間形成を目的に毎年行っているもの。造成する花壇には、同校の生徒たちが冬のうちから丹精込めて育てた花苗を植えている。

　運動に先立ち、髙橋校長は「地域の方々と一緒に協力して、村を彩っていこう」とあいさつし、生徒たちを送り出した。

　このあと、生徒たちは、学年や作業班ごとに分かれて村内各所で活動を開始。用意したアンゲロニア、ビンカ、マリーゴールドなど約一万株の花苗を移植した。

　このうち、道の駅付近の国道沿いで行った活動には、一年生二十一人、二・三年生作物班十一人に加え、住民ボランティアも参加。生徒たちは用意した花苗ポットを一つ一つ丁寧に植えていった。

　また、介護老人福祉施設るすつ銀河の杜や高齢者支援ハウスの花壇では、施設を利用する高齢者と交流しながら作業した。作業中には、高齢者と会話を交わすなど、農業と福祉に取り組む同校の生徒らしい姿が見られた。

(学校 2017-06-05付)