北見北斗高サイエンスクラブ　７月に水ミーティング　常呂川の保全　住民へアピール

（学校 2017-05-30付）

　【網走発】北見北斗高校（渡部道博校長）サイエンスクラブは七月十六日、北見市内で住民向けの「水ミーティング」を開催する。常呂川流域の小・中学校や高校、大学などのほか、北見市および水関連の企業などが参加予定。サイエンスクラブは水質・水生生物調査の結果報告を行い、常呂川流域の住民に対して環境保全をアピールする。

　同校は毎年、北見市、置戸町、訓子府町内の常呂川水系流域において、環境保全をテーマとした探究活動や水質調査などを実施。本年度からは新たに文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール（SSH）に指定された。

　同校サイエンスクラブのグローカルアクションプロジェクトは、「常呂川流域住民の水環境保全意識の向上をめざす〝水ミーティング〟の実施」と題した事業を道環境財団の「北海道e―水プロジェクト２０１７」に申請。三月に助成事業として採択された。

　水ミーティングは、常呂川流域の環境保全意識の向上を目的に、常呂川水系流域に所在する小・中学校や高校、大学などのほか、北見市および水関連の企業がそれぞれ、水環境をテーマにした取組を発表する。

　また、大学教授などを講師に招き、「海洋汚染」や「世界の水問題」に関する講演を予定している。

　同校サイエンスクラブは、五月上旬の二日間にわたって実施した常呂川・無加川の水質・水生生物調査の結果報告を行う。

(学校 2017-05-30付)