中札内村上札内小のCS部会 子が安全に遊べる環境を 課題共有し取組案協議(学校 2017-06-07付)
新1年生と一緒に登校する児童と見守り活動に参加する地域住民
【帯広発】中札内村立上札内小学校(加藤淳子校長)のコミュニティ・スクール部会(林宏昭部長)は、五月二十二日、同校で一回目の会議を開いた。関係者十人が参加。地域における教育課題や目指す児童の姿などを共有しつつ、本年度から進める取組について協議した。
村では、本年度から町内全小・中学校でコミュニティ・スクール(CS)を導入。学校運営協議会として、各学校にCS部会を組織し、地域ぐるみでの学校づくり、人材育成に向け、本格的に進めている。
この日は、同校PTA役員のほか、学童保育や子ども会の関係者、同校学校づくり協議会などから十人が集った。
会議では、同校地域における教育課題、目指す児童の姿などを共有しながら、本年度から進める取組案について協議。
これまで学校支援地域本部事業として実施されてきた授業・行事の支援、ゲストティーチャーによる体験活動に加え、児童・保護者・地域住民・学校職員が同じ目標をもって一緒に実施する取組や効果的な情報を発信する取組などが挙がった。
児童・保護者・地域住民・学校職員が一緒に行う取組については、地域に遊具が設置されている公園がほとんどないことから、「子どもたちが花や緑に囲まれて安心して遊べる場所づくり」を行うというアイデアが挙がった。
林部長は「積極的に情報を発信し、地域の方々にも参加してもらいながら活動を盛り上げていきたい」と話していた。
このほか同校では、CSの取組の一つとして、数人の児童が新一年生を迎えに行き、一緒に登校する取組を行っている。同校児童が本年度の新一年生が一人きりで登校しなければならないことを懸念し提案したもの。ことし四月から実施している。この取組を応援しようと通学路周辺の住民が毎日見守り活動を行い、子どもたちの安全確保に努めている。
(学校 2017-06-07付)
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