石狩市花川中にジャズバンド来校　感動する豊かな心育む　石狩市教委の情操教育プログラム

（学校 2017-06-12付）

ミュージシャンとジャズの演奏を楽しんだ

　石狩市立花川中学校（古川広光校長）は六日、石狩市内の花川北コミュニティセンターで情操教育プログラム「Ｔｈｅ　Ｍｕｓｉｃ」を実施した。一年生百六十一人が参加。ジャズの生演奏にふれたほか、打楽器でセッションを行い、音楽を通じたコミュニケーションの楽しさなどを学んだ。

　同事業は、石狩市教委が中学一年生を対象に実施する情操教育プログラムの一つとして行っている。音楽を通して、コミュニケーション能力や協調性、感動する豊かな心を育むことが目的。今回は、サックス・フルートの奥野義典氏、ピアノの中島弘恵氏、ドラムの舘山健二氏、ベースの北垣響氏の四人のジャズミュージシャンを招き、ジャズの鑑賞や体験セッションを行った。

　はじめに、奥野氏らはジャズのスタンダードナンバー「Ａ列車で行こう」やオリジナル楽曲など、四曲を披露。息の合った演奏で生徒たちを魅了した。

　続いて、希望する生徒がステージに上がり、マラカスなどの打楽器を使用して奥野氏らとセッションを体験。生徒はそれぞれアドリブで楽器を鳴らし、演奏を楽しんだほか、そのほかの生徒も手拍子をするなど、会場は一体感に包まれていた。

　奥野氏は「ジャズは、ルールを守ればあとは何をやってもいい自由度の高い音楽。今後も、機会があればジャズを楽しんでほしい」と呼びかけた。

　最後に代表生徒が謝辞。「リズムに乗って一緒に演奏できたことが楽しかった」と述べていた。

(学校 2017-06-12付)