土木技術の迫力体感　共和町東陽小がトンネル工事見学

（学校 2017-06-15付）

児童たちは壁面のビニールシートに絵や文字を描き込んだ

　【倶知安発】共和町立東陽小学校（廣崎司校長）は十二日、後志総合振興局小樽建設管理部が発注した「泊共和線交付金地方道国富二号トンネル」の現場見学会に参加した。子どもたちは普段立ち入ることのできない大規模な工事現場で生の雰囲気を体感し、土木技術の一端にふれた。

　現場見学会は、現在、共和町内でトンネル工事を展開している岩田地崎・吉本・佐々木特定建設工事共同企業体（小堀義昭所長）が、日ごろお世話になっている地域とのコミュニケーションを深めることを目的に、同校児童を対象に企画したもの。

　当日は、全校児童百四人が現地を訪問。開会に当たり、小樽建設管理部共和出張所の飯沼諭所長が「見学会を契機に土木工事に興味をもってくれるとうれしい」、小堀所長が「見学会が皆さんのよい思い出になれば」とあいさつした。

　引き続き、二班体制でトンネル見学と濁水処理実験見学を行った。このうち、トンネル見学では「トンネルができるまで」と題した座学を実施。工事担当者が掘削から完成までの流れを児童たちに分かりやすく解説した。

　また、坑内では工事の進め方や建設機械の役割などを確認したほか、壁面に貼られた透明のビニールシートの上からピンク、黄、緑など、カラフルなペンを使って思い思いに絵や文字を描き込んだ。

　児童たちは、トンネル見学や濁水処理実験見学を通して、土木技術の一端にふれた。

(学校 2017-06-15付)