札教研事業の春の研究集会―札幌市教委①英語に親しむ活動工夫(学校 2017-06-16付)
“can”の使い方を分かりやすく提示
札幌市教委は十三日、市内の各学校等で二十九年度札幌市教育研究推進事業(=札教研事業)の春の研究集会を開いた。国語や算数・数学、社会のほか、外国語、道徳など各教科等の研究部において、会場ごとに授業公開や講演等を実施。教職員の資質向上や教育の充実・向上を図った。
◆外国語活動部 星置東小
外国語活動部の会場となった星置東小学校(上村尚生校長)では、六年三組「Hi,friends!2 Lesson3」(西森美紀教諭)の授業を公開。西森教諭は、英語の「できる」「できない」という表現を用いて、児童同士がコミュニケーションを図る授業を展開した。
同部では研究主題を「外国語を通じて、豊かなコミュニケーションを図ろうとする子どもの育成」と設定。①英語の音声や基本的な表現に慣れ親しませる活動の工夫②人とかかわるよさが実感できるようなコミュニケーション活動の工夫―の二点を研究の視点として取り組んでいる。
公開授業は、全四時間構成の四時間目。本時の目標を「積極的に友達にできることをたずねたり、自分のできることやできないことを答えたりしようとする(コミュニケーションへの関心・意欲・態度)」「できるできないという表現に慣れ親しむ(外国語への慣れ親しみ)」と設定した。
西森教諭は、イラストと「sing a song」などの英語表現が書かれた教材やワークシートなどを使用。教材を提示しながら、一人ひとりに「I can」を用いて「私は~できる」と回答させ、基本的な〝can〟の使い方を確認させた。
続いて、西森教諭が代表児童と、相手のできることを尋ねて答える会話について実践例を提示。全体交流では、児童らに友達の〝できる〟をみつけさせた。
西森教諭は「今の交流で気を付けたことは何か」と発問。児童の「目を合わせること」「表情などに気を付けた」の発言を取り上げ、相手のことを考えてコミュニケーションを取ることが大切だということなどを気づかせた。
また「We can」の使い方を指導し、全体交流を行うことで児童同士が共感する喜びへとつなげた。
振り返りでは、児童の「自然にコミュニケーションを取ることができた」などの発言を取り上げ、コミュニケーションを取ることの大切さや、友達と英語で共感することの良さを実感させた。
(学校 2017-06-16付)
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