旭川工業高建築科が工事見学　建設業のスケール、肌で実感　道営住宅建築２現場を訪問

（学校 2017-06-15付）

参加した生徒は建築現場の様子を肌で感じていた

　【旭川発】旭川工業高校（小幡圭二校長）建築科三年生三十六人は九日、旭川建設業協会（川島崇則会長）の主催する工事現場見学会に参加した。旭川市内の建築工事二現場を見学し、担当者による作業工程の説明に耳を傾け、熱心に質問するなど建築工事の壮大なスケールを肌で感じていた。

　現場見学会は、高校生に建設業への理解を深めてもらうとともに、進路選択の参考にしてもらうことを目的に毎年行っている。

　同校は建築科三年生の実習の授業に見学会を組み込んだ。テキストで学んでいる内容が生の現場でどのように生かされているか知ることをねらいとしている。

　この日は「旭川市道営住宅新築であえーる宮下東団地Ｃ―１・Ｃ―２・Ｃ―３」「旭川市道営住宅新築であえーる宮下東団地Ａ―１・Ａ―２・Ａ―３」の二現場を見学した。

　生徒は現場責任者による作業工程の説明に耳を傾け、工事の注意点や今後の作業内容、安全管理などについて熱心に質問するなどして実際の現場を肌で感じていた。

　参加した生徒は「いろいろな重機の使い方や、現場での工夫を知ることができた。将来の仕事により親しみをもつことができた」と感想を話していた。

　同校は「現場を見ることで、学校で学んだことを再確認するとともに、現場でしか分からない新しいことをみつけて、将来に生かしてほしい」と期待していた。

(学校 2017-06-15付)