札教研事業の春の研究集会―札幌市教委④数学的考え方育てる(学校 2017-06-16付)
カードゲームを行い、三位数の大小について考えさせた
札幌市教委は十三日、市内の各学校等で二十九年度札幌市教育研究推進事業(=札教研事業)の春の研究集会を開いた。国語や算数・数学、社会のほか、外国語、道徳など各教科等の研究部において、会場ごとに授業公開や講演等を実施。教職員の資質向上や教育の充実・向上を図った。
◆小学校算数科 澄川南小
南区小学校算数科の会場となった澄川南小学校(綱渕友也校長)では、伊藤貴章教諭が二年一組「一〇〇より大きい数」を指導。児童が三位数の大小を比較できるよう、指定した位から数を入れるカードゲームを行うなど、工夫を凝らした。
南区小学校算数科研究部では、全市小学校算数研究部のテーマ「分かる・できる・楽しい算数~主体的・対話的で深い学びを目指して」を受け、研究の視点に「数学的な考え方を育てる教材化」「数学的な考え方に迫る教師の関わり」の二点を据えて研究を進めている。
公開授業で伊藤教諭は、本時の目標を「三位数の各位に数カードを入れる活動を通し、位に着目することで大小比較ができることに気づき、二つの数の大小を考えることができる」と設定した。
伊藤教諭は、同校の運動会の紅組と白組の結果を提示。児童にとって身近な数字を提示し、三位数に興味をもたせた。
続いて、三位数について指定した位から数字を入れ、大きさを比べるカードゲームを実施。伊藤教諭と児童が対戦し、ルールを確認したほか、どの位から大きさを比べることができるのかを考えさせた。
このあと、児童同士の対戦では、「一・十・百」や「一・百・十」の位の順番で数字を入れるなど、ルールを変えてカードゲームを実施。「一・十・百」の位の順番で数字を入れるルールでは、一や十の位では数が大きかったものの百の位で負けてしまったケースを取り上げるなど、三桁の数について大きい位から順番にみることで大きさが比べられることに気づかせた。
(学校 2017-06-16付)
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