札幌国際情報高がロシアと交流　日本の文化でおもてなし　ＹＯＳＡＫＯＩサハリンチーム来校

（学校 2017-06-15付）

生徒とサハリンチームメンバーが２人１組で琴を奏でた

　札幌国際情報高校（榎本敏生校長）は十二日、同校で第二十六回ＹＯＳＡＫＯＩソーラン祭りに参加したロシア・サハリンチームとの交流を行った。同チームのメンバー二十六人が同校を訪問。茶道・琴・なぎなた・合唱の文化体験などを通じて国際理解を深めた。

　同チームは、サハリン国立総合大学の学生を中心に、十二～三十三歳のメンバーで構成。道・ロシア極東交流事業実行委員会（事務局・ＮＰＯ法人北海道日本ロシア協会）の招きで来道し、ＹＯＳＡＫＯＩソーラン祭りに参加した。

　今回は、国際理解教育の一環として、同校生徒と同チームが交流し、異文化に関する興味・関心を引き出すことで国際理解の基礎を築くことがねらい。

　同校生徒の案内によるキャンパスツアーや、英語授業の参加、琴などの日本文化体験を行った。

　日本文化体験は、なぎなた部・茶道部・お琴の会・合唱部の生徒の協力のもと実施。生徒らは、英語やロシア語でコミュニケーションを図った。

　なぎなた部では、なぎなたの構え方、振り方などを身ぶり手ぶりを交えて教授し、茶道部では作法などを紹介して〝和〟の基本を教えた。

　また、お琴の会では生徒と同チームメンバーが二人一組となって琴を弾き、日本伝統の音色を響かせた。

　合唱部ではきれいな歌声に、同チームメンバーが驚いて倒れ込むようなリアクションを見せる場面も。

　同校生徒は、チームのメンバーに文化体験を通して日本文化の魅力を伝えるとともに交流を深めた。

(学校 2017-06-15付)