研究開発事業「道徳教育」―札幌市教委　新光小、北都中を指定　指導・評価の在り方模索

（市町村 2017-06-27付）

　札幌市教委は、研究開発事業「道徳教育」にかかる研究推進校を決定した。新光小学校と北都中学校の二校を指定。また、研究協力校に十校を指定するなど、「特別の教科　道徳」の実施に向け、授業実践を行うほか、指導・評価の在り方について研究を進めていく。

　市教委では、道徳教育の充実について、札幌市学校教育の重点の「知・徳・体の調和のとれた育ち」の豊かな心の育成に位置付けるなど、道徳教育の充実を図っている。

　本年度の実践研究では研究推進校二校、研究協力校十校を指定。研究推進校では「特別の教科　道徳」の実施を視野に入れた道徳の時間の指導と評価の在り方について実践研究を行う。

　研究協力校は、多様な考えを引き出す言語活動や、課題探究的な学習、道徳的行為に関する体験的な学習の充実など、「特別の教科　道徳」の実施を視野に入れた道徳の時間の授業公開を行うこととしている。

　また、研究推進校と研究協力校の担当者で構成される研究推進会議を実施し、研究の推進状況を交流するほか、評価の在り方などの意見を交換。年度末に研究成果をまとめ、各学校に普及・啓発を図るなど、道徳教育の充実に取り組むこととしている。

　研究推進校と研究協力校はつぎのとおり。

▼研究推進校

▽小学校＝新光小

▽中学校＝北都中

▼研究協力校

▽小学校＝幌西小、伏見小、栄東小、平岸小、石山南小

▽中学校＝北辰中、幌東中、手稲東中、八軒東中、稲穂中

(市町村 2017-06-27付)