札幌市が子ども向けパンフ作成　下水道への関心高めて　役割や仕組みを分かりやすく紹介

（市町村 2017-06-30付）

希望する市内の小学校に配布する

　札幌市下水道河川局は、子ども向けパンフレット「みんな知ってる？さっぽろの下水道」を作成した。次世代の担い手となる子どもたちに下水道について関心をもってもらうことが目的。下水道の役割や仕組みなど、札幌市の下水道事業について分かりやすく紹介している。

　パンフレットはＡ４判八ページの両面カラー印刷となっている。

　内容をみると、下水道の役割として、水洗トイレやお風呂等の汚れた水を下水道に流せるなど、生活環境をよくすること、雨を素早く下水道管に流してまちを水害から守っていることを紹介。下水道がなかったら汚れた水が街中に溢れ、害虫の発生や伝染病が広まることを説明している。

　また、汚れた水をきれいにする仕組みを紹介。下水道管を通った水を下水処理場（水再生プラザ）できれいにし、海や川に戻していることを図を使って提示している。

　このほか、焼却して灰にした汚泥をセメントの原料としたり、きれいにした水を雪対策に生かしたりするなど、下水道の資源やエネルギーを無駄なく活用していることも説明している。

　なお、希望する市内の小学校にパンフレットを送付することとしている。問い合わせは札幌市下水道河川局経営管理部経営企画課（〇一一―８１８―三四五二）まで。

(市町村 2017-06-30付)