研究開発事業「平和に関する教育」―札幌市教委　実践研究会で教材開発等　委員長に信濃中・小池校長

（市町村 2017-07-03付）

　札幌市教委は、研究開発事業「平和に関する教育」について、札幌市立信濃中学校の小池千秋校長を委員長とする実践研究会を設置した。平和に関する教育の普及啓発を図るもの。小・中学校の校種ごとの教材開発や指導方法等の実践研究を行うほか、小・中学校の接続の在り方等について検討していく。

　同研究は、札幌市学校教育の重点にある今日的課題「国際理解教育」の充実に資するため実施するもの。日本国憲法や札幌市平和都市宣言の趣旨を踏まえ、平和に関する教育の教材開発のほか、指導の工夫等について実践研究を行い、その成果の普及啓発を図る。

　小・中学校の校長や教諭のほか、市民文化局の職員などで構成される実践研究会を設置。小・中学校の校種ごとの教材開発や指導方法等の実践研究を行うほか、小・中学校の接続の在り方について検討する。

　また「札幌市民の戦争体験～平和に関する学習資料」や区政課が作成するホームページ「平和バーチャル資料館」などを活用した研究授業を二学期に実施するなど、学習展開や指導方法に関する検証も行う。

　年度末には平和に関する教育の普及啓発を図るため、実践研究で用いた学習指導案や関係資料、児童生徒ワークシートなどについて、市のホームページに掲載する。

(市町村 2017-07-03付)