旭川市東五条小で測量体験学習会　機械操作し楽しく学ぶ

（学校 2017-08-07付）

飛び上がったドローンに手を振りながら記念撮影した

　【旭川発】旭川市立東五条小学校（菱山裕二校長）で七月二十七日から二日間、建設コンサルタント業者の㈱フジ土木設計と㈱イズム・グリーンによる測量体験学習会が開かれた。六年生約十人が参加し、両社社員の指導のもと、測量業務を体験。また、ドローンの飛行実演や歩測体験を通し、測量の意義について楽しく学んだ。

　同校付近に本社社屋がある両社は、自分たちの会社の業務を知ってもらうとともに、測量について楽しみながら学習してもらおうと、学習会を合同で実施。今回で四年目を迎え、夏休みのため、六年生の中から自由参加で十人程度が参加した。

　初日の冒頭、フジ土木設計の高桑史郎社長があいさつに立ち、測量が生活に密接にかかわっていることを説明。「学校の近くにこうした活動をしている会社があることを知るとともに、きょうは楽しく測量について勉強してほしい」と呼びかけた。

　続いて、両社社員の指導のもと、児童は測量機械をのぞき込み、遠くにある二つのポイント間の距離を計測。また、ドローンの飛行実演も行い、児童は高く飛び上がった機体を見上げ歓声を挙げていた。最後にドローンに手を振りながら記念撮影を行った。

　このあと、ドローンの玩具で操作体験も実施し、両社社員が見守る中、児童は夢中になって機体を動かしていた。

　二日目は、伊能忠敬の業績を学びながら、自分の歩幅で距離を予測するゲームを楽しんだ。

　参加した児童は「測量機械に初めて触ることができ、ドローンも初めての体験ですごく楽しかった」「将来、建築士になりたいので、きょうの体験は参考になった」などと話していた。

　末木良典教頭は「地域の企業が子どもたちのためにこうした取組を行っていただき、学校として非常にありがたい。総合的な学習の時間などの授業にも活用できそう」と話していた。

(学校 2017-08-07付)