留萌振興局の〝おしかけ授業〟参加 農業が果たす役割学ぶ 農地整備の現場など見学―増毛町増毛小(学校 2017-08-04付)
整備前と整備後の圃場の枚数の変化に驚きの声が上がった
【留萌発】増毛町立増毛小学校(高谷典義校長)は七月上旬、町内の信砂地区で留萌振興局農村振興課による「出しゃばり隊」の〝おしかけ授業〟に参加した。農地整備前と整備後のほ場の様子や、農地整備の現場を見学。児童たちは農業の役割や重要性、農地整備の効果などを聞いて、驚きの声を上げていた。
この取組は、留萌振興局農村振興課が実施する道営農地整備事業の現場見学および学習会を通じて、水稲の生産が行われる地域の地理や自然環境、営農の役割や重要性について理解を深めることが目的。
現在、増毛町では信砂、湯の沢、朱文別、別苅の四地区で農地整備事業が進められていることから、同課は、この取組を計画。農地整備工事に当たっている堀口・橋場・ハラダ共同企業体のほか、増毛町教委が授業に協力し、五年生二十七人が参加した。
現場見学に先立ち、農村振興課の平山友彰農地整備係長が移動中のバス車内で振興局の業務内容や増毛町の営農状況、農地整備事業などについて説明。町内の水田地帯は札幌ドーム七十個分に匹敵することや、町内ほぼ全域で農地整備事業が展開されていることなどを伝えた。
現場見学では、はじめに整備前と整備後のほ場の様子を見学。四角い穴が開いた紙を持ち、その穴から捉えることのできるほ場の枚数が整備前と整備後でどれだけ異なるのかを確認し、小区画のほ場が区画整理によって拡大・整形されることなどを学んだ。児童は整備後のほ場を見て「さっきよりも広くてきれい」などと、事業の成果に驚きの声を挙げていた。
このあと、一行は実際に施工中の現場を見学し、区画整理の工程などについて学習。「整備にはどれくらいの時間がかかるのか」「工事中に出てくる石はどうするのか」などの質問が挙がり、児童らは農地整備事業に興味津々の様子だった。
(学校 2017-08-04付)
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